2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

和子のこぼれ話-132 〜結婚式前日〜

平成10年5月、遂に長男の結婚式、お休みの日は田舎の姉達の貸衣装の 申し込みに行ったり〜結婚式の前日には東京駅迄迎えに行かなくては〜 結婚式の当日は東京のメルパルクで兄貴達は泊り、式が終わったら自宅の 根岸のマンションに一旦来て貰って夕飯を食べ…

和子のこぼれ話-131 〜みんなでお祝いに〜

長男の結婚式も決まり、秋山の兄弟もお祝いに来て呉れると、言うし 折角根岸のマンションに引っ越しをし、お姑さんも来た事無いし〜此れから 中々来る機会も無いから利子ちゃん(夫の妹)に「お婆ちゃんも連れて 来て遣って?」とお願いをし、夫のお兄さん(…

和子のこぼれ話-130 〜いよいよ、長男結婚へ〜

長男は大学に入ってサークルは「歴史と文学の探訪の会」とか言う クラブに入り、仲間と良く色んな所へ旅行に行きました。 一年過ぎてサークルの後輩も増えて、彼女も出来て、2グループ4人で 何時も行動を共にし、2人の彼女からも良く電話が掛って来たし長男…

和子のこぼれ話-129 〜まこ君は元気かな〜?

勇ちゃんの告別式も無事に終わり、長男も一人でアパート暮らしを初め 親子3人の平穏な暮らしが始まった。でも〜未だ長男は若いと言っても 和子には長男の生活が気に掛った〜(しっかりと3度の食事を食べて 居るだろうか?勇ちゃんの様にアパートでぐったりし…

和子のこぼれ話-128 〜勇ちゃんのお通夜〜

一人で初めて東京の有る斎場に、勇ちゃんのお通夜の為に・・・ 夕方6.00からのお通夜ですが、何しろ知らない所へ・渋谷で山手線で 新宿迄行って又乗り継いで・・・ 行くと、昭ちゃんやとし枝さん、よねちゃん(とし枝さんの妹さん)や 昭ちゃんの息子の敬一…

和子のこぼれ話-127 〜勇ちゃんの思い出〜

新年明けて7日の日に東京の有る斎場で告別式をするから出席して欲しいと 昭ちゃんから電話を貰い、和子は勇ちゃんの死に付いて正直驚いた事は 驚いたけど、悲しくは無かった。むしろ良かった〜と思った。こんな事を 言うと「和子の仲人さんだよ〜大事な旦那…

和子のこぼれ話-126 〜勇ちゃんの死〜

和子の2人の息子は4年大学を出て、長男は銀行マン・次男は出版社に 就職をして転職する事も無く順調に・・・一方清水さん宅の2人の息子は 和子の息子と同じ年で長男は4年大学を出て就職をしましたが、 営業が嫌だとかで、都内の大分遠い地の会社に就職をし通…

和子のこぼれ話-125 〜家族ぐるみのお付き合い〜

7月に引き渡しの契約でマンションを買ったけど、結局引っ越しをするのは 11月だった。仕事の合間に荷物の整理をし全部アパートを借りて出て行った 長男の部屋に・・・其れにしても折角、長男から「今度の日曜日に彼女を 連れて行くから・・・」って言われた…

和子のこぼれ話-124 〜まこ君ご免ね〜

4階の市川さんも折角両親に結婚するからって買って貰った大切な洋服ダンス 今度、新しいお宅は全てクローゼットに成って居て「要らない」と言う ご主人の気持ちも判るし散々悩んだ様ですが、和子が「欲しい」と 言ったお陰で捨てる事も無く喜んで呉れたし、…

和子のこぼれ話-123 〜洋服ダンス〜

前の年の暮れには外木さんも収入オーバーで市から明け渡しを命ぜられ 本郷台の方へ越され3月には和子の家の上の市川さんも旭区に・・・ 市川さんが引っ越される日の朝、仕事に行く前に「じゃ〜お元気でね?」と 挨拶をして仕事に行ったのに〜夕方仕事から帰…

和子のこぼれ話-122 〜エッ未だ更地?〜

7月に明け渡すと言う契約で根岸の高台のマンションを買いましたが 何せ夫は「そんな高台嫌だよ〜」と言うのを「只見に行くだけ〜」と言って 見に行き、庭付きのマンションで夫も気に入り、即契約して仕舞いましたが 正直、間取りは図面通りの3DKで庭が有る…

和子のこぼれ話-121 〜マンション探し〜

仕事から帰って夫から「大倉山も根岸の駅前も駄目だった〜」と聞きがっかり 住宅情報誌の本を見ると、根岸の高台に手頃なマンションが有った。 「ね〜此れを見に行こう?」と言うと夫は「そんな山の上嫌だよ〜」と 見向きもしなかったが・・・「とにかく見に…

和子のこぼれ話-120 〜空け渡し〜

長男は着々と引っ越しの準備をして居た。でも〜家に居る時は左程 寂しくも無かった。息子が出て行くと言いだして暫くして役所から 一通の手紙が届いた。遂に「まさか?」と思って居た現実が・・・ 「収入オーバーで市営住宅を空け渡して下さい」と言う通知だ…

和子のこぼれ話-119 〜息子の引っ越し?〜

洋光台の市営住宅に入居して20数年、夫は中小企業の会社でお給料も低く 和子は到底収入オーバーで追い出される事等微塵も考えて居なかった。 到底マイホームなどは夢の又夢で、洋光台の団地で一生を終えるものだと 思って居なかった。でも〜段々とご時世も厳…

和子のこぼれ話-118〜慶ちゃんの人生を振り返り〜

慶ちゃんの死後、彼女の事を色々振り返って見ると、何とも気の毒な 人だった様に思う。彼女にはお姉さんと2人姉妹で実母は若くして 亡くなり、父は実母の妹と再婚して弟が居るとか?父が母を亡くし後妻に 妹を・・・と言う例は良く聞く話しだし、言わば実の…

和子のこぼれ話-117 〜慶ちゃんの死〜

日本ジャージに入社して慶ちゃんと隣りの席でお昼を食べて親しく成り 和子は初めて安いパートの給料で、最も慶ちゃんは社員だったけど 当時11万円の給料で一人でアパートを借りて生活をする事に驚き 私は出来るだろうか?一人暮らし何て〜?って感心し、今思…

和子のこぼれ話-116 〜慶ちゃん、子宮癌に〜

日本ジャージでは、「親孝行をしたくっても、会社の給料じゃ生活するだけで 精一杯、ひと月に3,000円の貯金も出来ないし旅行に行きたくても何処へも 行けない」何て零すから、当時夜行2泊で琵琶湖大橋を渡って雄琴温泉に 泊って永源寺から湖東三山のツワーが…

和子のこぼれ話-115 〜慶ちゃんロイヤルへ〜

工場長や平上係長の援助を受けて石ヤンも何とかサラ金からの催促の電話も 掛って来なく成り、細々ながら真面目にロイヤルに来て頑張って居た。 そんな最中、夜に久々に金子慶ちゃんから電話が有った。もう別れて 7年ほどの月日が流れたかな? 日本ジャージを…

和子のこぼれ話-114 〜破産宣告〜

和子には一度だけ「一万円貸して?」って言っただけでその後は 言わなかったけど〜平上係長は何度もお金を貸して上げた様です。 有る日、お隣の志村さんが、係長の所へ来て「石渡さんに一万円貸したけど 給料日を過ぎても返して呉れないから、平上さん石渡さ…

和子のこぼれ話-113 〜友は本社工場へ〜

平上係長は和子と沼上さんを本社に戻して上げると約束はしたけど 右の石を左に動かす様な訳には行かず色々と模索を練って・・・ 時には当て付けに本社工場の鳥さんや佐藤さん、勿論奥さんも 誘って港が見える丘公園に会社の帰りに行って中華街で食事をしたり…

和子のこぼれ話-112 〜石ヤン〜

平上係長はロイヤルに来て、「今日一日与えられた仕事をしっかり遣れば 良い」と考える人ではなく、如何にロイヤルを良い工場に出来るか?と言う 事を常に考えて居る人でした。又自分は定年を迎え嘱託でロイヤルに 来たのだから、しっかり後輩を育てなければ…

和子のこぼれ話-111 〜その内本社工場へ〜

沼上さんは平上係長が和子の事を「秋山のバーバ」と呼び親しくして 呉れる事が面白く無いのか、事有る毎に平上係長に突っ掛かり ゲストの品物の染み落としも「杉崎工場長が教えて呉れたからその様に 遣る」と言って自分で染みを落とし、失敗する事も・・・ …

和子のこぼれ話-110 〜平上係長が転籍で〜

平上係長がロイヤルに転籍に成り、杉崎工場長は殆どロイヤルには 来なくなった。平上係長は柴橋商会では、もう大先輩で社長から 部長、専務まで一目置く様な存在でした。社長は介護用品の販売から リースで始めた柴橋商会にランドリーを手掛けたのも平上係長…

和子のこぼれ話-109 〜平上係長が???

本社工場の先輩達に誘われて、松田工場に行き、楽しい一日を過ごしたのは ロイヤルでは和子と石渡君と2人だけ・・・後は本社工場の先輩達と 杉崎工場長だった。松田工場の平上さんはご夫婦で杉崎工場長より遥かに 大先輩で、杉崎工場長も借りて来たネコの様…