2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
S・48年に未だ幼い娘と女房を残して肝硬変で38歳の若さで亡くなった たかしさんは、普段からしっかりとした定職にも就かず、女房ケイさんが 洋服の仕立てなどをして家計のやりくりをして居たご家庭のだったし・・・ 突然亡くなって、一旦は千歳船橋の本家の…
幼い頃は「横浜のオバサンの所に行くんだ~」と言ってお父ちゃんに まきちゃん(姉)と田園調布の駅まで送って貰って、夫の会社帰りに 田園調布の駅で待ち合わせ泊りに来る。やっぱり和子の家に来ると息子が 2人居るからお兄ちゃんに成った様な気分に成って…
かずちゃんは本家のお兄さんの息子さんで上に5歳年上のお姉ちゃん、まきちゃんと 二人姉弟で、和子たちが結婚した頃は未だ3歳か4歳位だったかな? 今まで来た事も無いオバサンがオジサン(夫)と2人で本家に行くので不思議がって かずちゃん 「オバサン…
和子は、たかしさんが亡くなった時に、長男は4歳に成る前で次男は未だ 生まれて数ヶ月でした。あの時たかしさんは38歳で一年生に上がるか 後一年と言う頃でした。その時、人間の「儚い命」と知った時に・・・ (若し、和子が今、未亡人に成ったらどうする…
夫の義母と父との間に3人姉弟が出来て、夫は戸籍上では8人兄妹に みつ子はおとなしい性格で、和子が結婚した時は高校を卒業して社会人に 成ったばかりでした。彼女は某銀行にお勤めをして、かなり大金を貯めて居た様で、 関さんが脳血栓で倒れる前に、八王…
関さんとは・・・夫の義理の妹(みつ子の夫)でみつ子と結婚して8年程 過ぎた頃に・・・突然会社でお仕事をして居てお客様から電話が有って 電話応対をして居ると先方さんから直ぐに電話を切られ、何度電話をしても 相手にして貰えず・・・事務所の中の同僚…
東京の本家のお姉さんから「和子さん、其れってケイさんが売っちゃって お鍋の中に、入っちゃったのと違う?」と言われて「マサカ?」と思ったけど 又、他人様のお財布の中迄は覗いた事が無いから~和子と夫の想像だけの お話しだけど~たかしさんは、新潟か…
たかしさんが、未だ元気だった頃か?亡くなってケイさんも娘を 児童館に預けて、外で働き出してからか、和子の記憶に有りませんが、 独身の頃に、「行儀見習い」と称して静岡の酒屋さんの本宅に(滋賀県)一年 お手伝いさんに行った事が有り、そのお宅を退職…
ある夜、11.00時ごろに東京の実家のお姉さんから電話が有って、 「10時ごろにケイさんから電話が有って『うちの人は冷たく成ってるみたい?』って 言うから今、パパ(長男)とお姑さんが見に行った」と言う電話でした。 当時、和子の息子(長男)は4歳と(次…
昔・昔大昔・・・もう半世紀も昔の事ですが、和子が織物工場に勤めていた頃に、 毎日三時間ほどドレメ式の洋裁の先生の教室に通って、洋裁を習いました。 その時、先生が雑談で「女は手に職を就けると一生苦労するから 手に職は就けない方が良い」と言われた…
たかしさんとは夫の兄(次男)さんです。夫の兄妹は長男こそ、 「お兄ちゃん」と呼びますが、後は皆さん、名前を呼びます。 たかしさんは夫より4歳年上で、実母が亡くなった時は10歳か11歳で一番反抗期で難しい時だったと思います。又お舅さんは新潟の田舎…
和子たち夫婦は、夫が実母に先立たれ幼い頃から新潟の祖父母の家に預けられて 大きく成った制で、又和子も田舎育ちで一々家の鍵を掛ける様な窮屈な生活では無く、何時も玄関や勝手口等は開けっ放しで、外に物を置き忘れても無くなる事も無く、 のんびりとし…
良く、風の便りで聞くのに・・・認知症が始まると、先ず「お財布が無くなった」と 大騒ぎをすると聞きます。田舎の姉さんも、和子の長男の結婚式に東京に来て 待合室で「財布が無い」と騒がれて大変だったとか?和子は新郎の母だから、 その時は良く分からな…
ある日の夕方「憩いの友の会」のメンバーさんの所に招待状を届けに行くと 次子さん(仮)が「ね~一寸入って話し聞いてよ~」と言うから「どうしたの?」 と聞くと「泥棒に入られて、此処に置いて置いたお金80,000円が無くなった~」と??? 当時マンションの…
憩いの友の会もメンバーさんが8人も居て、皆さん高齢の方ばかりで其々の 人生を歩んで来たばかりだから・・・色々と難しい事も・・・ 中にお茂さんと行くバアチャンが居て、彼女は一生独身で若いころは関内で ゲーム店を営んで居たとか?現在は80歳を遠に過…
憩いの友の会を初めて数ヶ月メンバーさん8人が全員揃う事は滅多に有りませんが、 皆さん其々に様々な雑談をして其々に好きな品を選んで食べて、気分的に 若返った様で楽しい憩いの友の会でした。 月日重ねて秋に成り「三渓園の菊花展に行こうか?」と言う話…
お隣さんの香典事件で、井戸端会議も一人減り・二人減り・・・ 寂しい井戸端会議に・・・一方、和子に「お茶飲み会を遣ろう」って進められて 旧の井戸端介護の仲間が8人位集まって「憩いの友の会」を始めました。 何時も理事会の役員をして下さって、井戸端…
前の夜に和子の家のお隣のオバアチャンが亡くなって夜の10.00時ごろに 救急車が来た音を聞き付けて、管理人さんに伺って、家の隣のオバアチャンと知り 「井戸端会議の仲間だから・・・」皆さんにふれて歩き、お隣りの息子さんは 大慌て・・・お参りに来て呉…
その日は、和子は病院の検診日で病院に行き、お昼ごろに帰って来ました。 すると夫が「お隣の『オバアチャンは亡くなった』って息子さんが言って来たので 二人でお焼香に行こう?」って言うから・・・びっくり 遂一週間ほど前に息子さんが車で森林公園にお花…
和子の夫は盆栽を遣るのが趣味で、マンションを買う時も「ベランダの広い所を 条件に探し、現在、住んで居るマンションは庭付きのマンションです。 お庭と共有部分の境には金網が張って有って数メートル間隔に大きな木が植わり 家のお隣の境には山桜の木が・…
イガグリ婆さんの脳梗塞は息子さんの早期発見で軽く済み、暫くは井戸端会議も お休みされて居ましたが、元気に成って井戸端会議に顔を出す様になると 又々自慢話が始まりだした。夫いわく「自慢話は自分が満足するだけで周りの 人たちには聞き苦しい」まさに…
イガグリ婆さんと横須賀の久里浜花の国に行って暫くして当時は和子も 未だお仕事をして居たので同じマンションに居ても逢う事もなく、 仕事をして居たから余り気にも留めなかったんだけど~2~3か月経て ふと思い出したかの様に電話をすると「実は脳梗塞で…
ある日イガグリ婆さんは「バイクで何処かへツーリングに行こうか?」って 誘って呉れて駅前でお弁当とお茶とお菓子を買って横須賀の久里浜・花の国へ 自宅の近辺でしか、乗らないのに~横須賀まで???和子に取っては 初めての経験でした。和子は乗り物に乗…
20数年前にマンションに越してきて、和子は1階イガリ婆さんは 2階の3軒ほど離れたお宅でした。当時は和子もお勤めをして居たので彼女とは 玄関ホールや表で逢うとご挨拶をする程度でした。 彼女は和子より5歳ほど年上のお姉さんで、生まれも横浜でバリバリの…
今から半世紀ほど昔のおはなし・・・ 和子の会社の先輩でのんちゃんは、結婚している和子が羨ましかったのか 会社の帰りの電車の中で「私の彼は東急バスの運転手で 「秋には結婚するんだ~」って言ってましたが、今年の秋か、来年の秋か??? 何時の秋かは…