思い出ばなし・のんちゃん・・・-2

                    

 

今から半世紀ほど昔のおはなし・・・

和子の会社の先輩でのんちゃんは、結婚している和子が羨ましかったのか

会社の帰りの電車の中で「私の彼は東急バスの運転手で

秋には結婚するんだ~」って言ってましたが、今年の秋か、来年の秋か???

何時の秋かは、分からないまま、月日が流れ、和子も近ちゃんも翌年の3月末で

身重に成って会社を退職しました。

 

時が流れて7月には和子も近ちゃんも無事に男の子を出産してママになりました。

その後、近ちゃんは会社のお友達から情報を得て・・・

 のりちゃんもその年の11月に丸々とした男の子が生まれたとか?

 

所は彼女は、一度も病院に行かず、結構、悪阻が酷かった様ですが、

売薬を、飲んで悪阻を我慢し・・・段々と月を得てお腹が大きくなって、

会社の仲間が産婦人科に行ってくれば~?」と勧めた様ですが、

「妊娠などしてないと言い切り・・・腹帯もせず、陣痛を迎えたそうです。

 

ご近所にオジサンご夫婦が居て「婦人科に連れて行く」と行っても

頑固と聞き耳を持たず、仕方がなくオジサンが内科に連れて行くと、

もう既に赤ちゃんの頭が、出掛かって居て即、産婦人科に・・・

 

オバサンは今まで黙って居た事に激怒し・・・「相手は誰だ」と聞くと

何人も関係を持って「誰の子供か分からない」と???と言い

生まれて来る赤ちゃんのおむつ一枚用意して無かったとか?

 

其れでも色々聞き詰めて「この男性が赤ちゃんの父親らしい」と言う男性が居て

その母親が病院に来て「本当に家の息子だろうか?」と聞くと其れでも

「分からない」と・・・その男性は親子で勘当同然の悪ガキだったとか?

 

最終的にその年は「大阪万博」が有った年で大阪万博に来ていた方に里子に

貰われて行ったとか?  今頃、のんちゃんはどうしてるかな?(笑)

【目薬を 差すのになぜか 口を開け(シルバー川柳)】