2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

和子のこぼれ話-54〜和子の日常生活―6

東急のデジでお仕事をして居ると、誠の幼稚園のお友達のお母さんが来て 「今磯子の東芝に行ってるんだけど、来ない?」って声を掛けて呉れた 突然で、その時は未だ東急に勤めて居るし・・・「一寸考えて電話するね?」 って言って別れた。その当時東急の時給…

和子のこぼれ話-53〜和子の日常生活―5

東急のパートに行く様に成ってからは週に2回は日曜日に 出勤に成るけど、お昼休みは家に帰って食事も出来るし〜お天気の良い日は 午前中布団を干して行く事も・・・ 子供達も何時でも「お母さんが東急に居る」と思うだけで安堵して居る様だし 普段は良いけど…

和子のこぼれ話-52〜和子の日常生活―4

昭ちゃんのお嫁さん、とし枝さんと2人で松陰神社の火事現場を見て お店の物と勇ちゃんの衣類は殆ど焼け、子供と雅ちゃんの物はアルミの 衣裳缶に入ってリビングのテーブルの上に有った。聞く所に依ると 雅ちゃんと赤ちゃんの寝て居る頭の上には整理ダンスが…

2人で床屋さん

勇ちゃんの火事騒動は一段落して、和子は東急でレジのパートに・・・ 「まこ君、此れは浩ちゃんとまこ君の床屋代、学校から帰ったら浩ちゃんと 床屋さんに行くのよ〜」と料金を誠に預け、お仕事に・・・ 床屋さんは洋光台の駅前に有って、終わると2人で「お…

和子のこぼれ話-51〜和子の日常生活―3

勇ちゃんは昭ちゃん(長男)に松陰神社の近くにお店を出して貰って 「テーラー北川」と言うお店を2〜3人の縫い子さんを雇って細々と 遣って居ましたが、夫婦仲が良く無くお店のお金に手を出す様に成って 経営不振に成ってお店を絶たんで飯野ビルのガードマンを…

和子のこぼれ話-50〜和子の日常生活―2

夫の次兄(隆義)さんは35歳の時に肝硬変で小学1年生に上がったばかりの 娘(恵美)ちゃんを残し他界しました。亡くなる前は良く「新潟へ行こう」 って・・・夫たち兄弟4人は若くして実母を栄養失調で亡くし長男と夫は 新潟の母の実家に次兄(隆義さん)と弟…

和子のこぼれ話-49〜和子の日常生活ー1

和子が結婚した当初は雅ちゃんに「和ちゃんは浮気をするから・・・」って 散々余計な事を言われて和子の監視を目的に来ていた勇ちゃんも、本心は 夫婦の仲が良く無いから・・・お仕事で稼いだお金を使い込んでパチンコを したり、飲み歩いたりして・・・行き…

和子のこぼれ話-48〜和子の子育てー5

誠は小学4年生から団地の少年野球(ジュニアライダース)に入部し学校が終わると 野球の練習に・・・野球が取っても好きで「僕ジュニアのユニホーム自分で買うよ〜」と迄・・・ 当時、団地の崖の下は横浜・横須賀道路の工事中でした。日曜日に成ると お父さ…

落し物

有る時、夫は2人の子供を連れて港南台の方へ散歩に行き、スポーツバックを 拾って来ました。当時夫と2人で「テニスを遣りたいね?」って話して居る頃 拾って来たバックには「釜利谷高校OO」って名前が付いてて テニスのラケットが2本とカメラとカーディガン…

和子のこぼれ話-47〜和子の子育てー4

港南台の和食屋さんで一年近くは勤めたでしょうか?やっぱり個人店舗で 土、日曜日も出て欲しいと再三頼まれましたが、未だ子供も小さかったし 土、日は出られず、段々と肩身が狭く成って辞めざるを得ませんでした。 帰りにお買い物に東急ストアーに寄ると19…

和子のこぼれ話-46〜和子の子育てー3

和子は子供を怒る時には徹底的に怒ります。でも〜素直な時は子供の気持ちに 成って一緒に遊ぶ。有る時、3畳の部屋におもちゃが一杯広がって居ました。 「まこ君、おもちゃを片付けなさい」と言っても中々片付けません。最初は 「まこ君〜」と呼んでるのが、…

和子のこぼれ話-45〜和子の子育てー2

階下のお宅からリンキング(動力ミシン)の音が煩いとクレームが有り 内職を辞めて、パートを探しに・・・偶々港南台の和食屋さんの求人を見つけ 面接に・・・朝に10.00〜14.00まで・・・本当は日曜日も出て欲しいと 言われましたが、何とか我儘を聞いて貰っ…

北川さん?

和子がパートで働き始めた和食屋さんは港南台の駅前のバーズと言う雑居ビルの中、 1階2階は相鉄ローゼンのスーパーが有り、上階には幾つもテナントのお店が・・・ そのテナントの一軒に「銀座山形屋」従兄妹のお店も・・・ お昼には色んなお店の従業員が食…

和子のこぼれ話-44〜和子の子育てー1

アパートの狭い家では、たいした内職も出来ませんでしたが、 団地に越してからは、団地のお母さん達から関東電子の内職の グループに入れて貰ってグループで内職もしましたが、グループの 仲間が、子供が熱を出したからとか用事が有るから・・・と休み思う様…

和子のこぼれ話-43〜和子の結婚生活―10

2人の子供も段々大きく成って、外の公園で良く遊ぶ様に成りましたが 誠はやっぱり小さい子供が好きなのか、弟が可愛かったのか、良く連れて 歩いて呉れました。団地に越して来た当時はお隣の階段に、ひでくんと言う 1歳年上のお友達が居て「ひでくん遊ぼう?…

犬の糞

朝、森林公園に散歩に行くと、時々本牧の方から、日に依って歩いて来たり 自転車で来たりするオジサン、このオジサンは 森林公園で一休みして舞田公園に行ったり、 伊勢佐木町から横浜の方を廻って帰ったりするそうです。 「お早うございます。今日は歩いて…

和子のこぼれ話-42〜和子の結婚生活―9

お隣りの棟のだいちゃんのオバチャンと親しくなり、 お互いに行き来をする様に成りましたが、 家の誠は2歳で良く話しも出来たし〜浩二が生まれて お誕生日を過ぎてヨチヨチ歩く様に成ると「こうちゃんをおんも(表)に連れて行く」と 言って「階段が危ないか…

和子のこぼれ話-41〜和子の結婚生活―8

横浜に来て和子の身寄りと言えば勇ちゃんと銀座ヤマガタの社長だけ 勇ちゃんも、(子供の頃に樋田の実家に時々遊びに来た)と言うだけで 馴染みも何も無い、ヤマガタヤの社長も従兄妹と言うだけで全然馴染みは無い 只々夫を頼りにするだけ・・・でも其れを覚…

和子のこぼれ話-40〜和子の結婚生活―7

昭和46年の暮れには姉ちゃんの家が隣りの家の火事で、風に煽られ 姉ちゃんの家も全焼と迄は行かなかったけど、大分被害を受けるし 又47年2月には父が脳溢血で急死され、身重で横浜は大雪で又 急な出来事で、持ち金も無く夫の実家に寄って兄弟にお金を借りて …

和子のこぼれ話-39〜和子の結婚生活―6

大家さんから、雨が降ると「暴れないで下さい」とか「水を流さないで下さい」 と言うクレームが段々と間隔を狭めて頻繁に来るように成りました。 有る時、北側のお部屋に住む井上さんから「市営住宅の応募用紙を貰って 来たけど家では収入オーバーで応募出来…

和子のこぼれ話-38〜和子の結婚生活―5

父に猛反対をされて、夫と結婚し綱島の狭い6畳1間から新所帯を持って 子供も日々大きく成って6畳1間のアパートでは狭すぎりし、都内の夫の 会社の近くのアパートを捜しに行きましたが「男の子が居ると???」と 断られ、渋々6畳1間ので我慢して居たら南側の…

和子のこぼれ話-37〜和子の結婚生活―4

和子と同じ年の秋に、近ちゃんも結婚し翌年の7月に2人ともママに成った 3月末で越野も2人で退職し子育てを・・・ 和子の長男は元気でスクスク育ちましたが、暮れに下痢・嘔吐を初め 病院に連れて行ったら「小児仮性コレラ」です。と・・・「100CCのお水を 飲…

姉さん

小学2年生の秋に兄貴(長男)が結婚し同居生活を初め、年老いた両親は 「老後はなつ〜(姉さん)に世話に成るから〜」と姉さんを大事にし 和子は何度も言う様に両親が居ながら儘っこ同然に苛められ辛い幼少時代を 送りましたが、2人の子供を持つ母親に成って…

和子のこぼれ話-36〜和子の結婚生活―3

和子のアパートは新興住宅地の建売住宅の1軒屋で斜め前にも6所帯の 新築のアパートが有りました。越野に入社してまもなく、先輩の近ちゃんが 「綱島の内外裏のアパートを彼のお母さんが買って、私達、秋に結婚して 住むんだ〜」と・・・その内外裏のアパート…

今日は寒かった〜〜〜

今日も何時もと同じ様に朝8.30分から森林公園に散歩に行った 今日はこの冬初めての寒さで、風が冷たかった でも〜時々自転車に乗って来るオジチャンも来て頑張ってる 和子も何時もの様にラジオ体操を遣って芝生公園を4回廻って・・・ 流石に今日は本当に寒か…

和子のこぼれ話-35〜和子の結婚生活―2

3月14日に結婚式を挙げて3月の末から綱島のアパートからバス停まで10分 東横線に乗って都立大学まで・・・朝6.00に起きて夫は布団を上げてお膳を出し 和子は朝食の支度、2人で慌ただしく駈けっこをしながらバス停に・・・ 来るバスも・来るバスも超満員、…

和子のこぼれ話-34〜和子の結婚生活―1

父は「勇次の家を親元変わりに和子を東京へ遣る」と自分に言い聞かせ 和子の結婚を渋々許して呉れたけど、和子は結納を交わせた翌日から 雅ちゃんに散々嫌味を言われたけど、折角父が納得して呉れて此処まで 話しが纏まったのに・・・和子は(東京へ行っても…

和子のこぼれ話-33〜和子の縁談〜2

彦根の結納屋さんにアルバイトに行って先輩から河原町の方へ 配達に行く様に命ぜられ、芹橋の土手を自転車で走って居ると 「和ちゃん〜」って和子を呼ぶ声が聞こえた 自転車を降りて、辺りを見回したらおかのさんだった おかのさんとは、和子の従兄妹のお嫁…

和子のこぼれ話-32〜和子の縁談〜1

勇ちゃんと夫とお姑さんが和子の実家にご挨拶に・・・小林家から 了解を得れば結納を交わす・・・と言う事に・・・ 父は、夫に不満が有る訳では無いけど、遠い東京へ嫁がせたくないと言う 一念で、ず〜〜〜と反対をして居ましたが、母も兄貴も姉達も「かーこ…

和子のこぼれ話-31〜兄ちゃんの思い出-15〜

清四郎さんのお見合い話も「博打をする」と言う事で、兄ちゃんも きっぱり諦めて、この縁談は終わりに成った。 和子は、毎日彦根の銀座に有る、結納屋さんへアルバイトに行ってた 有る日、見知らぬオジサンが「小林さんはどなたですか?」って??? 「私で…