和子のこぼれ話-40〜和子の結婚生活―7

昭和46年の暮れには姉ちゃんの家が隣りの家の火事で、風に煽られ
姉ちゃんの家も全焼と迄は行かなかったけど、大分被害を受けるし
又47年2月には父が脳溢血で急死され、身重で横浜は大雪で又
急な出来事で、持ち金も無く夫の実家に寄って兄弟にお金を借りて
田舎へ・・・


47年の4月には待望の市営住宅への入居、和子は2人目を妊娠し
引っ越しの時は長男のお守りをし皆さんに手伝って貰い無事に・・・
アパートを出る時は、近ちゃんが「秋山さん、もう行っちゃうの?
もう帰って来ないの?」って寂しそうに送って呉れた。
やっぱり近ちゃんや、本谷さん、鈴木さん等は良く可愛がって貰ったし
寂しかったけど〜やっぱり大家さんの文句ではホトホトと嫌に成り
又やっと狭いアパート生活から団地に越す事は嬉しかった〜
洋光台の団地は新築でみなさん一緒に入居し一からのスタートで
時々階段の下に10軒が集まって決め事をしながらの始まりだった