和子のこぼれ話-36〜和子の結婚生活―3

和子のアパートは新興住宅地の建売住宅の1軒屋で斜め前にも6所帯の
新築のアパートが有りました。越野に入社してまもなく、先輩の近ちゃんが
綱島の内外裏のアパートを彼のお母さんが買って、私達、秋に結婚して
住むんだ〜」と・・・その内外裏のアパートとは和子のアパートの斜め前の
アパートだった。その話を聞いてすっかり近ちゃんと仲良しに成り、土曜日などは
「彼のアパートに行く」と言って一緒に帰ったり・・・
近ちゃんより半年ほど先に和子は結婚し、「彼が帰る迄・・・」と和子の家に来ては
洗濯や掃除、食事の支度をする和子を見ては「すっかり主婦ね?」って感心されて・・・
和子は結婚をするまで殆ど食事の支度などしなかったから、まるっきり素人だけど・・・
彼女に「すっかり主婦ね?」って言われると良い気分だった!!


横浜に移り住んで夫以外に知る人は無く、近ちゃんとのお付き合いも未だ々
浅いけど、ず〜〜〜と昔からのお友達の様な気がして、
近ちゃんと知り合えた事は嬉しかった。その年の秋には近ちゃんも結婚し、
同じ様に込んだバス、電車に乗って越野へ・・・