2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
目黒の福祉センターでつつがなく結婚式は終り・・・当日の夜は東急ホテルで 一泊し伊豆・下田の方へ新婚旅行に・・・ お見合いで結婚までに半年ほど有りましたが、彼は筆不精でラブレターも 余り来た記憶も無いし・・・やっぱり遠距離でデートもしなかったし…
きのうは親戚一同集まって和子の内祝いをして貰い村の人たちに見送られて やっと東京へ・・・ 先ずは新居のアパートに行こうと・・・横浜の新築住宅の中にある一軒家の 2階・階下は大家さんで2階に3室ある真ん中のお部屋で6畳一間に 台所とトイレのみ・…
和子は東京で式を挙げるので3日前に自宅で内祝いを遣って貰い・・・ 白無垢に文金高島田こそは身に着けませんでしたが、髪結いさんに 綺麗に髪をセットして貰い・振袖の着物を着て東京には2人の兄と 母は来て貰いましたが、その他の親戚の方々に自宅で席を…
姉たちは結婚の準備と言えば先ずは家具屋さんへ行って沢山の家具を買って 箪笥の中にはぎっしりと衣類や家財道具・・・詰めてお嫁に行きます。 勿論、姉たちは自宅で式を挙げて・・・二日目には「二日帰りと言ってお嫁さんは 留めそでを着てお婿さんを連れて…
和子は「絶対に行かないからお見合いはしない」って言うのに・・・ 兄ちゃんは、其れでも強引に進めて2度目のお見合いを・・・ 時々兄ちゃんの家に来ていた人だから・・・全然知らない男性では有りませんが 「結婚相手」として見るのと兄ちゃんの家に来て居…
やっぱり和子が東京に嫁ぐのは和子の大好きな兄ちゃんも内心は反対で・・・ 結納も済ませ、来春3月には結婚と決まったのに・・・兄ちゃんは 自分の「女房の弟(和子より5歳年上)と結婚しろ」と言う・・・ 兄嫁の実家は北谷で子供の頃からお嫁さんに貰うの…
彦根の正木屋にお勤めをして河原町の方へ自転車に乗って配達に行くと・・・ 神保のオバサンの兄嫁さんから「ちょっと~和ちゃん~」って呼び留められて おかのさん・・・「和ちゃん~ちょっと・・・」 和子・・・ 「あら~おかのさん暫くです。お元気ですか…
東京でのお見合いも終わり、結納も済んで来春・3月には結婚式を・・・ と決まり通常の様に彦根の正木屋さんにお勤めを始めて数日後に・・・ 東京の従兄妹の奥さんから正木屋に電話が有って、「和ちゃんの結婚も正式に 決まった様だけど・・・山形屋のお兄さ…
東京から従兄妹と彼とお母様が田舎まで来て下さって・・・ 「ご両親や兄姉の了解を頂いたら・・・その場で結納を交わしたい」と言う事で お見合いに東京に行く前に神保のオバサンは正木屋の和子を訪ねて呉れて 「正木屋さんで結納の飾りを買うと正木屋さんに…
態々遠い東京からお母様と彼と従兄妹で田舎まで来て「和子さんと結婚させて 下さい」と・・・散々「和子を一握りも土の無い東京へ遣りたく無い」と 猛反対をした父も彼の真面目そうな人柄を見、又兄貴(長男)からも「あの人なら・・・」と気に入って呉れて…
和子は東京から帰って又現実に戻り・・・正木屋でお仕事を・・・ 流石に彦根の正木屋の旦那さまや奥様・従業員の仲間は何も言いませんが 実家の周りでは「か~ちゃんが東京へお見合いに行かったやて~~~とか お嫁に行かるやて~~~」と言う噂が飛び交い・…
和子はその時は未だ「私は結婚して東京へ行くんだ~」と言う事より 「憧れの都会に本当にお嫁に行けるの~?」と言うだけで嬉しかったです。 従兄妹から「彼の写真と履歴書」が送られて来て、見ると一瞬「森繁久弥」を 浮かべる様な???オジサンの写真でし…
東京に居る従兄妹たちは、子供の頃に時々遊びに来た記憶は有るけど 只「東京に従兄妹が居る」と言うだけで・・・もう10数年も疎遠で 又中学の修学旅行で東京に来ましたが、和子に取っては別世界 修学旅行の帰りには「もう2度と来る事は無い」と思って居まし…
東京に居る和子の従兄妹は、母の姉(次女)の子供さんでご両親が 若くして他界し、母の親元のオジサンも連れ合いを若くして亡くし 男手一つで3人の息子を育て、妹さんの子供の面倒を見る程余裕がなく 母の姉(次女)の子供3人は長男は父方の末娘「銀座ヤマ…
正木屋では文房具の店員で「いらっしゃいませ・・・」と言う声掛けを 初めて経験・スーパーの様に頻繁にお客様が来る事も無く陳列台の整理整頓 とか表でトイレットペーパーの特売品の販売とか??? 此処のお店には和子と同じ歳の娘さんが居て時々お店番を・…
行儀見習いと称し一年のお手伝いさんの修行も終わり自宅に帰って来ましたが 職も無ければ結婚の相手も居ない?只、毎朝、朝寝坊をして3度の食事も 与えられる物を食し、只、漠然と日々を過ごすのではどうしょうも無い。 せめて職探しに母と彦根の職業安定所…
◎オバサンから「行儀見習いに一年行きなさい」と勧められて無事に一年を 勤めあげて、自宅に帰って来ました。一年山中さんのお宅に行って和子に メリットと言えば、何が有っただろう?「嫁・姑」のドロドロとした争い 和子が感じた事は、両親は子供が成人す…
山中家の親奥様も亡くなり和子も結局は2年半ほどお付き合いをした彼との 縁談も終止符を打ってソロソロ1年の行儀見習いも終わりに近い頃・・・ 台所で夕飯の片付けをして居ると奥の部屋で夫婦喧嘩が始まったらしく・・・ 異様な雰囲気でした。 以前にも述…
両親にすれば四国の彼よりも長浜のお友達の方が同じ県内と言う事で 其れなりに素性も分かるし~大きなお百姓さんの息子さんだから 生活に不自由は無いし・・・「もう一度考えて見たら~」って 言われたけど、未だお付き合いを始めて半年ほどだったし・・・ …
お友達とはお付き合いも短いし・・・山中さんのお宅では月に2日ほどの お休みしか頂けなかったし・・・だからと言ってお休みの日に「八日市で お茶でも・・・」と言うデートは記憶に無かったけど~和子が「ドライブに 行きたい」と言ってお休みの朝、近くま…
オバサンから「彼は未だ若いし~思ってる以上に立派なお宅の息子さんで 『どうしても2人が結婚したいと言うのであれば養子になら許せても お嫁さんに貰う事は出来ない』と先方さんは言ってるし~ 養子に貰うなんて絶対に和ちゃんのご両親は許して貰え無いし…