東京でのお見合いも終わり、結納も済んで来春・3月には結婚式を・・・
と決まり通常の様に彦根の正木屋さんにお勤めを始めて数日後に・・・
東京の従兄妹の奥さんから正木屋に電話が有って、「和ちゃんの結婚も正式に
決まった様だけど・・・山形屋のお兄さん夫婦も反対だし・・・私も反対で
パパだけが頑張ってるだけだから・・・今の内に破談にした方が良いよ」と
言う電話を貰い・・・だったら何故、田舎に彼とお母様を連れて来る前に
話して呉れなかったの?って感じでした。
父が「和子を遠くへ遣りたくない・一握りの土も無い所に行かせたくない」と言う
一念で猛反対をした父が、やっと諦めて一大決心をして和子を
嫁がせて呉れたのに・・・今更この様な電話を貰ったと言えば従兄妹の顔に泥を
塗る様~和子は「折角父が許して呉れたのだから・・・今回の一件は
聞かなかった事にして又彼にもご両親が居るから従兄妹には出来るだけ
迷惑を掛けないと約束して東京に行きます」と従兄妹の奥様にお手紙を出しました。
其れが又大波乱に・・・
【老いの恋 惚れるもボケるも 同じ文字(シルバー川柳)】