きのうは親戚一同集まって和子の内祝いをして貰い村の人たちに見送られて
やっと東京へ・・・
先ずは新居のアパートに行こうと・・・横浜の新築住宅の中にある一軒家の
2階・階下は大家さんで2階に3室ある真ん中のお部屋で6畳一間に
台所とトイレのみ・・・お部屋の中に入ると荒縄で縛った和子の荷物が・・・
彼の整理ダンスと茶箪笥・テレビ・座卓が無造作に置いて有った・・・
和子は、このお部屋に入って此処で新所帯を持つことに抵抗は無く
又この狭いアバ―トで生活をするのか?と言う寂しさも無かった~でも~
此処の新興住宅の建売の戸建てで未だ私道も舗装されて無く砂利道?
「え~~~此れじゃ田舎の方が舗装されてるのに・・・」って感じでした。
その日の夕方に結婚式場にかつら合わせに行って次の日は家財道具を買いに・・・
和ダンス・洋服ダンス・洗濯機・冷蔵庫・夜具・その他諸々・・・明日は式場で結婚式と言う前夜まで従姉弟の奥さんは和子や彼の実情を、何も知らない癖に・・
和子には「00さん(彼)は世間知らずだから・・・何部も新聞を取って読ませて上げなさい」とか、又従兄妹には「和ちゃんは跳ねっ返りの娘だから・・
子供が出来るまで家で内職を遣らせて外に出さない方が良いよ」と言い含め
従姉弟は和子が東京に来る前に内職屋さんを探したり・・・アパートの
大家さんに「内職をしても良いだろうか?」と聞いたり・・・
大変だった様です。
【ご無沙汰を 故人がつなぐ 葬儀場(シルバー川柳)】