目黒の福祉センターでつつがなく結婚式は終り・・・当日の夜は東急ホテルで
一泊し伊豆・下田の方へ新婚旅行に・・・
お見合いで結婚までに半年ほど有りましたが、彼は筆不精でラブレターも
余り来た記憶も無いし・・・やっぱり遠距離でデートもしなかったし・・・
殆ど何も知らない新婚夫婦・・・
でも~和子は狭い6畳一間のアパートでも彼と結婚した事で後悔は微塵もなく
彼の言うが儘に楽しい新婚旅行を終えて・・・帰り翌日から彼はお仕事に・・・
和子は家財道具が業者から届くので荷物の整理・・・
2週間程家に居て、和子も従兄妹の紹介して呉れた都内の時計の石を製造する会社に
勤め・・・先ずは関西弁を止めて標準語に・・・
従姉弟の奥さんから「和ちゃんは跳ねっ返りの娘だから外に出さないで家で
内職を・・・」と言われ従姉弟は内職を探したそうですが、狭いアパートでは
内職は無理だし・・・和子は知らない土地に来て社会勉強にと・・・
子供が出来るまで・・・と言う条件でお勤めを・・・
所が毎週、土曜日には従姉弟は会社に迎えに来てアパートで夕飯を食べて帰る
此れすなわち和子が浮気をしない様に監視に・・・
【お若いと 言われ帽子を 脱ぎそびれ(シルバー川柳)】