この頃と言うか、和子の2人の息子は其々に彼女を見つけて来て・・・
和子は何の心配もなく、と言うとチョッと嘘に成るけど・・・と言うのは
次男は4歳年上の姉さん女房で、出来たら息子より1歳でも良いから若い女性を・・・
と望みましたが、今頃は昔と違い、親の意見は通らないご時世だから・・・
(お互いが良いのなら・・・)と言う結論に成りましたが、和子の兄妹が嫁ぐときは
親の意見が未だ々幅を利かせて居ましたし、田舎は親の反対を押し切ってまで
結婚すると、世間の噂が激しくって・・・両親を苦しめる結果に・・・
その様な環境の中で兄ちゃんも亜紀ちゃんも泣く々別れたのだと思うけど・・・
父は自分のお友達の所にお願いに行って兄ちゃんの縁談を纏めたとか?
結局、村の中で新しく家を建てた方の、中古の戸建てを買ってリフォームして
兄ちゃんにお嫁さんを迎えました。
ある日、父が「かーこ良い物を見せて遣ろうか?」と得意そうな笑みを浮かべて
座敷の仏壇前に・・・仏壇の引き出しには、兄ちゃんの買った家の支払いのお金が?
(当時、昭和35~6年ごろは万札は無かったのかな?)
父が見せて呉れたお金は千円札の分厚い札束でした。「父ちゃん凄いだろう?」
って??? 「わ~凄~い、かーこに一枚頂戴・・・」と言って千円札を
一枚サッと抜いちゃった~~~((^▽^笑) )
大金持ちの父は「あかんでよ~?」って言ったけど~そのまま・・・
和子は思わず・・・「父ちゃんに千円貰った・・・」と言ってはしゃいで居ると
次女が「私も貰って来よう~」と言って・・・流石に長女の姉やんは「私も~」
とは言わなかった~最も姉やんは結婚して旦那さんが居るから・・・(笑)
生まれて初めて父からお金を貰ったのは初めてだった様な???((^▽^笑) )