兄ちゃんは、和子が幼い頃から大好きで、良く隣りの部落に有る小学校の
前で学校の壁をスクリーンにして映画が有ると、兄ちゃんは「来るなよ~」って
怒るんだけど~「かーこも行くんだもん」と言って連れて行って貰ったり・・・
幼い頃は、和子はカリエスと言う難病で大津の赤十字病院に連れて行って貰ったり、
本当に大好きでした。
兄ちゃんが結婚した時は和子は、もう会社に勤め、社員寮に居ました。
兄ちゃんが結婚する時には、和子は働いて居たから、和服一式を買って結婚式に
兄ちゃんは父に買って貰った新居で結婚式を挙げて和子と君ちゃん(次女)と
節ちゃんと(長男の娘)3人でお給仕を・・・当時君ちゃんは22歳・和子が
17歳・節ちゃんは7歳で三々九度の盃を節ちゃん・・・和子と君ちゃんが
お銚子を持って・・・注いで行く・・・
兄ちゃんのお嫁さんは5人兄姉で上にお兄さんとお姉さん・下に弟さんが2人
居ました。3人でお給仕して歩くと弟さんは君ちゃんの結婚に相応しい年頃で・・・
和子と君ちゃんと2人・・・「この二人どっちがお姉さんだろう?いや~
やっぱり君ちゃんの方がお姉さんだよ~いや~和子の方がお姉さんだよ」と
言い合う先方さんの声を聞いて笑いを堪えるのが必死だった事を思い出す
【売るほどの 病を持って 長生きし(シルバー川柳)】