【ガーデニング】暑い夏は目で涼を楽しむ

       

苔玉にしたい植物8選 

苔玉を知っていますか? 苔玉とは、植物を根っこごと用土を加えながら

丸めて、そこにコケを張りつけて球状にした植物の仕立て方です。

苔玉は室内に飾って楽しみます。和風の空間でも洋風の空間でもしっくり

なじみ、インテリアのひとつとしてよいアクセントになってくれます。

そんな苔玉作りに最適な植物をご紹介します!

和風と洋風で楽しむには

日本の里山を想像させるコケは、古くから慣れ親しまれているだけあって

和の雰囲気にぴったり。葉細かく広がっているもの、花が豪華なものなどは、

和室に置くとすてきなインテリアに。また、プレートなどに乗せてシンプルに

楽しむだけではもったいない! 雑貨と組み合わせれば、たちまちすてきな

アート作品になります。いくつかの飾り方例をみてみましょう。

つるす

     

風鈴のようにつるして楽しむのも、日本の伝統的な楽しみ方。

マクラメにプレートをくくりつけてその上に乗せる、麻ひもで結ぶ、

ワイヤーを通してひっかけるなど、つるし方を工夫します。ただし、

苔玉は水ぎれに弱いので、定期的に水やりをすることが大切です。

ネオレゲリア‘ファイアーボール バリエガータ’(右)、ダバリア‘ラビットフット’、

ヤブコウジ‘白王冠’(左)。グラスに乗せて

   

流木をケト土で包み込んで、黒糸でまきつけたダバリア‘ラビットフット’。

白い毛に包まれた根茎が伸びていく姿を楽しむ。グラスの縁に流木部分を

置いて飾ると、見た目がより涼しげに。

和食器の上に

     

ネフロレピス‘ダッフィー’は葉芯に丸い小葉が並んだ姿が、繊細な雰囲気の

小型シダ。ふわっとしたやさしい面持ちも魅力で和食器にもよく似合う。

コケの生育環境と同じなので、両方の生育がよい。ユニークな雑貨を使って

      

ブルーグリーンのややマットな色の葉をもつフルボディウム‘ブルースター’。

苔玉をバネのように作ったアルミワイヤースタンドにちょこんと置いて、

今にも飛び跳ねそうな雰囲気を演出。

     

1枚葉のシダ、アスプレニウム‘クリーシー’は光沢のある黄緑色の葉先が

大きく分岐する特徴ある草姿をする。苔玉をミニイーゼルに斜めに

置いて葉の広がりを楽しむ。では、どんな植物を苔玉にしたらいいでしょうか?

苔玉は室内で楽しむことが多いので、小さな観葉植物のような

明るい日陰で育つようなものが適しています。

苔玉のまるいフォルムはもちろんのこと、

上部の植物の葉のフォルムや模様も十分に楽しめます。

コケは乾燥に弱いので、苔玉部分の水ぎれに注意し管理します。

   

ネフロレピス(黄金葉)

大きく株元から広がるタマシダの仲間で、黄緑色の葉が日陰の場所を

明るく彩る。乾燥させると葉先が傷むので全体的に霧吹きを。

   

グズマニア・マグニフィカ

葉の中央に白い縞が入り、中心に赤い花筒を伸ばす華やかな観葉植物。

花筒は数カ月も美しさを保つ。着生植物なので苔玉として管理しやすい。

      

ドラセナ・サンデリアナ

すっくと伸びた茎に白い縁取りのある葉がスタイリッシュな雰囲気。

とても丈夫で、多少の水切れや過失でも弱ることはない。

     

テーブルヤシ

小型のヤシの仲間でチャメドレアと呼ばれることもある。

実生苗を数本まとめて植えるとボリュームが出る。耐陰性があり、

最低耐寒温度は5度ほど。

     

ヤブコウジ‘白王冠’

江戸時代から楽しまれている日本の観葉植物で、白い縁取りのある葉と

曲線を描きながら伸びる茎が魅力。暑さ寒さに強く、耐陰性もある。

     

クロトン’ゴールドスター’

明るい緑色の細長い葉に黄色の星斑が入る、さわやかな雰囲気。

本来は日当たりを好むので窓辺など明るい場所で管理する。

意外や意外。多肉植物苔玉に仕立てられます。

質感や形など観葉植物とはまた違った魅力があります。

     

パイフィツム

青みがかった粉白の丸みのある肉厚の葉をもつ多肉植物。冬季は、

室内で保護する。明るい日陰で管理し、コケには霧吹きで水分を補給する。

   

セネシオ(グリーンネックレス

玉状の葉をつけながら茎が長く伸び、グリーンネックレスの呼び名がぴったり。

明るい日陰でやや乾燥気味に育てる。コケにだけ霧吹きをする。

苔玉作りは土を練ったり丸めたり、子どもと楽しみながらできるクラフトです。

作るたびに上達するので、親子で挑戦してみるのもおすすめです。

見た目の涼やかな苔玉で、コケの魅力に触れてみませんか。

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