団地に越して、子供が小さい頃は家で靴下の内職・北側の3畳の部屋を
仕事場にして、窓から2人の息子が遊んで居るのを確認しながら
朝の9.00時頃から夕方5.00時頃迄靴下の内職をして居ました。そんな
和子の日々の生活を目の当たりで見て育った長男は、元々子供の好きな夫の
性格が似たのか?次男の面倒を良く見て呉れて・・・又次男も昼寝から
眼が覚めると「お兄ちゃんは???」と北側の窓から前の公園を眺め
お兄ちゃんを探す。幼い頃から我が家の息子2人は取っても仲良しです。今でも・・・
公園を挟んで真向いの棟の1階に家族ぐるみでお付き合いをするお宅が有って
このお宅の奥さんは商人の一人娘さんで、両親は彼女は学校に行ってる頃から
食事の支度や家事一切を任されて、又空いた時間はお店に出て働いた女性で
家の中が散らかって居ても余り気にしない?和子は良く(息子の学校で先生が
家庭訪問に来たらこの散らかった部屋をどの様に片付けるのだろう?)って
良く思いました。其れは他人のお宅、和子の余計なお世話・・・だけど・・・(笑)
毎日内職ばかりして居るから、偶にはオバサンの家(真向かいの棟の1階)に
遊びに行ってお茶してオバサンと雑談をして帰って来る。
有る日、家で内職をして居ると、長男が帰って来て
長男 「ママ~大ちゃんのオバサンにお小遣い貰って来てやったよ~」
と言って100円・10円・5円1円・50円・500円も入って居たかな?
和子 「此れどうしたの?」
長男 「大ちゃんちのお膳の上に有ったから・・・ママが働かないと
僕んち生活出来ないでしょう?偶にはママにもゆっくり遊ばせて
遣りたいよ~」
和子 「バカ・・・オバサンのお財布からお金を持って来るって
泥棒じゃ無い? パパが毎日頑張って居るのに~ パパが可愛そう・・・
と言って長男を連れてオバサンのお家にお金を返しに行ってオバサンに・・・
和子 「悪いけど子供の手の届く所にお財布を置かないで・・・」と
注意して帰った事が・・・でも~未だ幼稚園の頃に母を気使って呉れる息子に
心の中で「有難う~でも~他人様の物を黙って持って来るのは絶対に
良くないから今度からしないでね?」と・・・
夫と2人で必死に働いてる姿を見て育って呉れたのか?今や立派な父親に
成って、時々電話を掛けて来て呉れる我が息子・・・((^▽^笑) )