フト20数年昔、市営住宅で親しくして居たオバサン、今頃どうしてるかな?
オバサンと言っても和子より3~4歳若いオバサンですが、共に2人の息子を
授かり、お互いにマコ君のオバサン・大ちゃんのオバサンと呼び合い
家族ぐるみでお付き合いをして周りの人から羨ましがられてると思ってるのは
和子だけかも知れない、
我が家の夫は、真面目な人で石橋を叩いて歩くタイプ
大ちゃんのオジサンは衣料品問屋に勤めて、外面の良い、負けん気の強い
オジサンでした。そんな夫同士は正反対の性格で、家族ぐるみでお付き合いと
言っても、休みの度にお酒を飲んで雑談をする様な2人じゃ無かったし~
和子とオバサンも其れほどベッタリ・・・と言う仲でも有りませんでしたが、
双方に男の子2人(上下共に同じ年)で子供たちは仲良しでした。
でも~大ちゃんはママっ子で、和子の家に遊びに来ても、直ぐ
「ママが待ってるから帰るね?」と言って帰っちゃう・・・
当時和子は内職をして居て、2人の子供が大ちゃんちに行って遊んで呉れると
助かる。でも~何時もオバサンに預けて置くのも気が引けるから・・・
「偶には家に来る様に言って~?」とオバサンに言うと・・・
「ママっ子の大ちゃんがマコ君たちと遊んで呉れると助かるから大丈夫」
と言って呉れて何時も預けて置いたり・・・お互いに合鍵を預けて・・・
お互いに洗濯物を取り込んだりして取っても仲の良いオバサン同士でした。
今はどの様な仕組みに成ってるか分かりませんが、20数年・ううん、40数年
昔は今の同じだと思いますが、低所得者で上限より所得の少ない家庭、
公団は所得が高所得者の家庭でオバサンちも我が家も公団には入居出来無い
低所得者でした。でも~大ちゃんのオジサンは車に乗って、反物を車に積んで
商売をし頑張って居ました。彼は小さな衣料品問屋に勤め、営業が本職だから
昼間に家に帰ってお昼寝をして居る事も時々・・・
それでも大ホラを吹いて「車2台(会社の車と自家用)持ってるとか?
「海外に旅行に行って来たけど~マコ君のオジサンは行った事無いの?」と
歳を重ねて子供が高校、大学に行くように成るとオジサンは子供に
「お小遣いを遣るから塾に行きなさい」と言って塾に行かせたり・・・
和子も子供たちが『塾に行きたい』と言えば行かせるけど~和子は
身に成らない塾には行かせる余裕も無いし・・・「OOさんが行くから
僕も行きたい」と言っても「自分が本当に行きたいので有れば行かせて
上げるけど~『OOさんが行くから・・・』と言う理由なら身に成らないから
辞めなさい」と言って2人共塾に行かせませんでした。其れでも2人の息子は
しっかりと大学まで・・・
そんな我が家の息子とオジサンは段々と開きが出ちゃって~大ちゃんは
地方の大学へ・・・弟は浪人生で・・・徐々にオジサンは負けん気が強いから
遠ざかって行く感じでした。