幼い頃に母から聞いた大惨事・・・
此れは和子が生まれる前の実話です。今回の熊本豪雨から、又今朝は
岐阜・長野と未だ々豪雨は続き、沢山の方が犠牲に成られて居る画像を
テレビで拝見する度に母から聞いた大惨事を想像します。
和子の実家は滋賀県の山奥で家の裏には犬上川の上流で大きな河が
流れて居ます。やっぱり今回の様に大雨で今回のような大惨事は見た事は
有りませんでしたが、家の下に流れる河は泥水で見ただけで恐怖を感じます。
田植えの時期は梅雨と重なり、河には大水が流れて居ます。実家の田んぼは
川向こうに有って昔の事だから立派な橋も掛かって居ません。丸木橋が
2本重ねて掛かって居る様な橋だったそうです。
その日、両親は兄ちゃんと君ちゃんと4人でリヤカーに苗を乗せて
田んぼに行きました。橋の袂にリヤカーを置いて、モッコに苗をの乗せて
田んぼ迄運ぶのですが、当時兄ちゃんは8歳位で君ちゃんは3歳位だったのかな?
兄ちゃんは大きいから蓑傘と合羽持って丸木橋の上をタッタッタ・・・と
走って行ったそうです。その後をつけて・・・君ちゃんも・・・
河には雨上がりで泥水が深く・・・流れも速かったそうです。
その河に君ちゃんは足を踏み外して河に落ち泥水の中を恨めしそうに
流れて行くのを父は発見して・・・大道を先回りして・・・
其の泥水の中に飛び込んで流れて行く君ちゃんを間一髪で捕まえて
助けたそうです。親だからこそ出来る、此れこそ親子の絆の深さを
感じますよね?
尤も和子の生まれる前で、母からの聞いた実話で現実はどの様な物かは和子が
想像するだけで「何~だ?それ位なら・・・」程度だったかも知れませんが
大雨や台風で今回の様な大惨事をテレビで見ると「父は 凄かったな?」って
頭が下がる思いです。
今現在だったら救急車が来て大事だろうけど~当時は父が助けて、その日は
一日君ちゃんは恐怖に怯え、一言も話さなかったとか?夜に成って家に帰って
「こわかった~~~」って一言だったとか?
本人はこの恐怖覚えて居るかな?(笑)今度逢ったら聞いて見よ~(笑)