思い出ばなし・兄妹会-4・・・

《君ちゃん編-1・・・》

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5人兄妹で兄貴は長男で、何となく煙ったい所が有って一人で行動と言うか

とにかく姉ちゃんと兄ちゃんは兄妹の中でも、何時も行動を共にして仲良しで

「この2人が和子を大きくして呉れた」と言っても過言では無かったです。

 

3姉妹の中娘、君ちゃんは何となく、恥ずかしがりで大人しい性格で

何を考えて居るか分からい、大人しい人で兄妹の中でも影の薄い存在でした。

でも~彼女は彼女なりに、はしゃぎたかったのかも?


貧乏育ちで5人の兄妹が居て、其々に義務教育で社会に出て、君ちゃんも

姉ちゃんと同じ織物工場に勤め、社員寮に・・・

 

姉ちゃんは和子が幼い時は親代わりに成って大きくして呉れたから、

会社から土曜日の夕方帰って来ると嬉しくって隣りの村のバス停まで良く

迎えに行きましたが、君ちゃんとは5歳しか年が離れて無いから・・・

和子は小さい頃は、君ちゃんはチト小馬鹿にして居た所も・・・(笑)

 

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其れでも和子が4年生に成ると姉ちゃんもお嫁に行き、君ちゃんも社員寮に

やっぱり会社から帰って来ると駄菓子を買って来て・・・

「か~こ欲しいやろ~」と言って見せびらかして美味しそうに食べる

「かーこにも頂戴」と言うと・・

「欲しいやろ~でも~やらん」と言って見せびらかすだけで呉れない

「お母ちゃん~君子がお菓子呉れない・・・」とべそを掻くと・・・母は

「折角、君子が働いて儲けた金で買って来たのだから~取ってやるな~」と~

薄情な母(怒り)その姉妹喧嘩を兄ちゃんが見ていて君ちゃんのスキを狙って

サッと取って一握り・・・呉れる。そんな姉妹喧嘩も・・・

【ネクタイを 捨てたら消えた 肩の凝り(シルバー川柳)】