思い出ばなし・兄妹会-6・・・

《君ちゃん編-3・・・》

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君ちゃんは小さい時から兄妹の中でも影が薄く、大人しい人でした。

そんな君ちゃんも年頃に成って縁談が持ち上がり、姉ちゃんの

嫁いだ村の人からの、「姉ちゃんの妹さんならしっかりしてらるやろうで~」と

所が、君ちゃんのお婿さんに成る男性は6姉弟5番目でお姉さんが一人と

5人男性でご両親は跡取りの長男と同居して居ましたがこの、

お父さんは物静かな大人しいオジサンですが、お母さんはハキハキと物を言って

長男のお嫁さんと性格が合わず、嫁いだ息子の家を転々と歩き、

皆のお嫁さんに嫌われて、君ちゃんが結婚したら君ちゃんのお婿さんを

跡取りにして同居したいと・・・

 

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其れには流石の父も反対をして「4男が跡取りをして君子と同居するなら

この縁談は破談にする」と・・・

又姉ちゃんも「僻みっぽい君子が同じ部落に来るのは嫌だ」と反対をした

様ですが、先方さんから「跡取りは3男の息子にして君ちゃんの所には厄介に

成らない」と約束して結局は「3男のお兄さんのお宅の傍に平屋建ての小さな

家を建てて、其処にご両親は落ち着き、3男のお兄さんが面倒を看る」と言う

条件で3男のお兄さんは大工さんで同じ家を建てて貰い、君ちゃんは、お嫁に・・・

 

君ちゃんは結婚してからは、取っても明るい性格に成って世間様が驚くほど・・・

今まで姉ちゃんや兄ちゃん・母にくっ付いて居た甘えん坊の和子は

東京に嫁ぎ・横浜で生活する様になって・・・世間様から君ちゃんは和子と

間違えられて「あんたは小さい時に足が弱くって大変だったけど~もう大丈夫?」ってよく言われるとか?(笑)

君ちゃんは「私じゃないのよ~其れは妹よ~」って言うと・・・

「あんたの下に未だ、妹さんが居たんか?」って言われるんだって((^▽^笑) )

【体調の 良い日は医者を はしごする(シルバー川柳)】