《コウさんのお宅に行くと・・・》
毎日週に4日、朝の7.30分からコウさんのおむつ交換に行って、次は
伸ちゃんの会社への送り出しに行って・・・たか子さんの入浴介助~洗濯
お掃除を済ませて、食事に自宅に帰り、午後は千代子さんのお宅のお掃除
春さんのおむつ交換・最終には4.30分から伸ちゃんのお宅の掃除、
夕飯の支度、後入浴介助洗濯・・・略一日中バイクで走り廻る生活でした。
朝、7時過ぎに家を出て玄関らしい玄関の無いコウさんのお宅にトイレ介助
おむつ交換に伺うと先ず、リステリン・うがい薬でうがいをして手洗いをして
横に成ってるコウさんの両足の屈伸運動から始まって2メートルほど
離した場所のポータブルトイレに誘導してベットに戻り、おむつを着ける
有る時、伺うと大学ノートの紙を一枚と鉛筆を渡されて
「此処に私の状態を書いて欲しい・・・」と?此れは何を意味するのか
分からないので一応、紙を預かって退席し、センター長に電話をすると
「息子さんが施設に入所を考えて居る様で、コウさんは
『施設に行きたくない』からヘルパーさんに『行かなくても大丈夫』と言う
お手紙を書いて施設の入所を辞めさせて欲しいと言う願いの様」だと・・・
やっぱり動けなくてもベットの上で6匹の猫と戯れて居るのがコウさんの
願いだった様です。
そのコウさんのお世話を何時か話した清子ヘルパーさん、
利用者さんの息子さんのお嫁さんにクレームを付けられて利用者さんを
トイレのベンチの上に置いたまま帰った清子ヘルパーさんがコウさんのお世話に?
和子に取っては中々気難しいコウさんですが、清子ヘルパーさんも猫が
好きでコウさんのお世話より猫のお世話に来て居るとか?
清子ヘルパーさんの後にサービスに入るヘルパーさんは満足におむつ交換して
無いから大変だったとか?最終的にコウさんは施設に
入所されて打ち切られてから聞いたお話し・・・