《コウさんのお世話-3》
早朝、7.30分にコウさんのお宅に伺い、先ずは手を洗ってうがいをして
「コウさん、お早う～」って声を掛けて足の曲げ伸ばしの運動を30回づつ
遣ってコウさんのおむつを外しベットを起こしてコウさんに起きて貰って～
「コウさんトイレに行くよ～」と声を掛けると「は～ぃ」って返事をして呉れて
おぼつか無い足で立って貰って～片方の足は何とか動くんだけど～右の足は
動かないから和子が自分の足でコウさんの動かない足をずらしながら・・・
2メートルほど先のポータブルトイレに・・・しっかり座って貰って用足し～
その日は未だ、半分寝ぼけている感じ・・・
「コウさん、もうオシッコ出た～」と聞くと「う～ん」と
「じゃ～立ち上がるから私に掴まって～」と言って立った筈がヨロヨロ・・・と
よろけて床に座り込み？？？
（さて？この人をベットに寝かせるのどうすれば良いの？）って感じ・・・
もうヘルパー歴も数年頑張って来たけど～この経験は初めて・・・
「誰か～助けて～～～？？？」って叫びたい心境だけど、此れもヘルパーの
仕事の一環、悲鳴を上げてないで何とかしなくっちゃ・・・と思い必死で
コウさんの脇に手を掛けて・・・先ずはベット迄・・・
和子がコウさんの後ろから引っ張って和子がベットに座り、コウさんを
引きずり上げて・・・、コウさんの身なりはぐじゃぐじゃ・・・
今度はベットの上のコウさんを車いすの移って貰い、ベットを整えて、
再度ベットへ・・・其れから改めて清拭をしておむつを着けて完成・・・
和子は思わず「ヤッタね？（笑）」と言うとコウさんも「有難う～」と
次の朝、コウさんのお宅にサービスに入ると息子さんが上がって来て
「きのうは大変だったね？感謝・感謝・・・だよ」と言って何かお土産を？？？
「そんな～？ヘルパーとしてするべき事をしただけで・・・そんな気を
使わないで下さい」って言ったんだけど～「本当に感謝します。僕の気持ちです
ご主人と食べて下さい」と・・・南高梅の高価な梅干を・・・（（＾▽＾笑） ）
この様に喜ばれるとやっぱり嬉しいですね？（（＾▽＾笑） ）
【主治医には ないしょ鍼灸 まむし酒（シルバー川柳）】
