和子のこぼれ話-62〜和子の日常生活―14

次の日に浩二が修学旅行から顔半分赤く膨れ上がりお粗末な格好で
帰って来ました。聞く所に依ると「僕は何もして居ないのに『お前は生意気だ』
と殴って来てビックリした。よっぽど(殴り返して遣ろうか?)って
思ったけど(自分が手を出したら負けに成る)って思ったから僕は手を
出さなかった」と・・・
夕方食事の支度をして居ると加害者の母親から電話が有って「この度は
済みませんでした」と謝って来た。でも和子は許さない。普段から
腕白坊主なら浩二にも落ち度が有ったかも知れない。でも〜今までに
そんな事は微塵も無い。和子は先方の母親に「お母さんに何と謝られても
思い出深い修学旅行を台無しにして浩二だけではなく皆さんにも大変
不愉快な思いをさせました。当の本人を電話口に出して下さい」と・・・
すると母親は「今お風呂に入って居ます」と・・・益々和子は頭に来て
「何処の世界に本人が風呂に入って居る時に謝りの電話を掛けて来る親が
居ますか?非常識も甚だしい・・・


その後、和子の居ない留守に菓子箱を持って母親が謝りに来たそうですが
誠が居て対応をしたとか?