和子のこぼれ話-61〜和子の日常生活―13

「日本ジャージ」では関さんは、ニットの目落ちの修理を和子にも
遣らせたくって、色々小言を言って居ましたが、和子はやっぱり
機械弄りの方が良くって中々穴かがりの修理はしませんでした。
だから余り関さんとは仲良しには???お昼休みに成ると和子の向かいには
斎藤さん・隣りには金子さん・その隣には佐藤さん・山口さん・・・と
山口さんは2階の洋服部門のパタンナーで製図を・・・後の3人はガウンの
縫製工場、皆さん「秋ちゃん・秋ちゃん・・・」と金子さんと佐藤さんは
独身で、斎藤さんはご主人の転勤で北海道から10年ほど前に横浜に来て
和子の先輩でした。取っても大人しい人でしたが、和子より2歳年上で
子供さんも男の子と女の子が居て誠と浩二と2歳年上、その当時、誠は
大学受験の時期でした。そんな訳で斎藤さんとはお互いに大学受験の時期を
迎え、取っても気が有って仲良しに成りました。