今から約10年ほど前、未だ在宅訪問介護をして居た事のお話し・・・
夕方6.30分ごろお仕事を終わって帰宅する時、OO警察署前の交差点で
和子はバイクのスピードを落として左折しようと思ったら信号は未だ
青でしたが、歩行者用の信号は少し早く点滅して、赤に変わります。
歩行者用の信号が点滅して居る時に若い女性が、急いで横断しようと道路に
飛び出して来て、和子が徐行運転をして居るバイクにぶつかって来ました。
でも~和子のバイクは略停まってるから自転車は転ぶ程度で大した事は
無かったです。警察署の前じゃ無く、極一般の交差点なら「大丈夫?」で
終わっちゃうのに・・・警察署の前だったから、傍に居た野次馬連中が
「交番に行った方が良いわよ~」急かされて・・・矢もなく警察署へ・・・
その時、外でお巡りさんが居て、和子に「ご苦労様です」と言ったのを
覚えて居ます。それ位単純な接触事故でしたが、仕方なく警察署に入って
住所と名前・電話番号を書いてお巡りさんに一言も注意を受けず
帰って来ました。
家に帰って夫に事情を説明するか、しない内に早速、女性の方から電話が
有って、「もしもし・・・」って聞いた感じは取ってもお上品で、しとやかな
奥様って感じで・・・「今日は娘がお宅のバイクにぶつかった様で大丈夫
でしたか?」って謝りの電話をして来そうな感じを受けたけど・・・
所が・・・「もしもし・・・」の裏には鬼・畜生かと思う様な剣幕で怒鳴られて
びっくり・・・「家の娘の自転車は車体が曲がっちゃって・・・あちこち打って
娘は身体中痛いと言って居ます。医療費と自転車代を払って下さい」と・・・
「あんな交差点でスピードを出して乗ってる奥さんって信じられない」と言い
其れはそれは恐ろしい剣幕で・・・何度も電話をして来て・・・
被害者のお母さんに言われるほど酷かったら・・・お巡りさんも和子に
相当注意をするだろうけど・・・お巡りさんから「ご苦労様です」と
一言だけだったし、夫が「僕は傍に居た訳じゃ無いけど・・・女房は興奮してるから・・・」と言って、電話に出て呉れたけど・・・
「何じゃ~あの婆さんは?」と呆れて居ました。
和子は別に過失が有ったとは思いませんが、やっぱり自転車とバイクだから・・・
2~3万は???と覚悟はして居ましたが、あまりにも、しつこく
度々電話をして来るので流石に頭に来ちゃって・・・
「警察で聞いて貰えばわかる事だし・・・慰謝料を僅かでもお支払いする
積りですが、余り頻繁に油に水を差す様にしつこくされると出す物も
出しません」と言って電話をガチャンって切っちゃったら・・・
翌日、ご主人が「女房が大変失礼な事を言って申し訳有りませんでした。
誠に申し訳有りませんが、此処に3万円振り込んで下さい」と言って銀行の
口座番号を・・・飛んだハプニングでした。((^▽^笑) )