和子のこぼれ話-17 〜兄ちゃんの思い出-1〜

夕べは田舎の義理姉からお歳暮が届き、電話をして亡き兄貴を思い出しました。
和子は5人兄姉の末っ子で長男とは20歳、長女と15歳、兄ちゃん(次男)と11歳
次女と5歳と・・・其々5歳間隔で歳が離れ、長男は和子が小学2年生
長女は4年生の時に結婚し、次女も義務教育を終えて社会人に成り寮生活を・・・
11歳年の離れた兄ちゃんは子供の頃から和子を取っても可愛がって呉れたし
実家で共に生活をしたのも、兄ちゃんとが一番長かったです。兄ちゃんは
名前を利雄と言いますが、両親や兄姉は「し〜こ」と呼び次女に取っても
お兄ちゃんですが「し〜こ」と・・・和子が兄貴や姉の真似をして
「しーこ」と呼ぶと「兄ちゃんと呼べ」って良く怒りました。


小学2年生から長男夫婦と同居し、歳老いた両親は「老後は長男に
世話に成るから〜」と長男の兄嫁を大事にし和子は両親が居ながら、
儘っこ同然の辛い日々を送りました。そんな時でも兄ちゃんは
和子に暖かい手を差し伸べて可愛がって呉れました。