和子のこぼれ話-13

今朝起きてリビングのファンヒーターの前で洋服を着替えようとしたら
きのうの夕刊が眼に付いた。「80歳の孤独死・一年気付かず・・・」
エッ?一年も???最近は医学の進歩に依って高齢化が進み
和子達の子供の頃は80歳と言えば、かなりの爺ちゃん・婆ちゃんでしたが
最近の80歳の爺ちゃん・婆ちゃんは取ってもお元気で携帯で電話をしたり〜
メールをしたり・・・(この人本当に80歳?)って思う程元気な方が居ます。
このお爺ちゃんも一年前まではお元気だったのでしょうか?


何時か在宅ヘルパーをして居て、有る利用者さんのお宅にディーサービスの
送りに行き、このお宅は94歳のお婆ちゃんと和子より2〜3歳年上の
息子さんと2人暮らしで、お婆ちゃんの送り出しの支度をしながら息子さんと
お話しをし「私も、もうお婆ちゃんだから駄目だわ〜」と言うと息子さんは
「ヘルパーさんは、もう80歳に成るの?」って「まさか〜其れは可愛そう〜よ」
「今はね40〜50は鼻垂れ小僧で、60〜70は働き盛り、80歳に成って初めて
爺ちゃん・婆ちゃんって言うんだよ〜」って、やっぱり80歳の声を聞いたら
幾ら元気でも民生委員の方や団地の理事会の方々で声掛けをする事も
必要なのかも???