和子の生い立ち-124〜電話のトラブル〜

東急の大改装も終わり、改めて綺麗なお店に変わり半年ほど勤めて
又々嫌な暮れが来ます。未だ2人の子供も小学生で暮れには6時まで
シフトを組まれ、暮れの買い物も出来ないし・・・第一日曜日の
出勤は苦手だし・・・(何処か良い就職先は無いかな?)って思って居る時
誠の幼稚園のお友達のお母さんが、偶々レジに来て・・・
彼女は中央団地の方で、特別に親しいと言う程のお友達でも無かったけど〜
時々逢うと雑談をする程度のお友達でしたが、レジに来て「磯子東芝
来ない?」って声を掛けて呉れました。当時、磯子東芝はAM9.00〜PM4.00
迄で土日・祭日休みで時給は\500円。早速夫に相談すると「良いじゃ無い?」って
賛成して呉れて・・・新年から行く事に・・・


早速中央団地のお友達に電話をしてお願いしょうと電話をするのですが
何度電話をしても間違い電話に・・・何度も何度も幼稚園の名簿と団地の
名簿で確認をして電話をするのですが、間違い電話に・・・
何度掛けても同じお宅に掛かり、若しかしたら彼女は引っ越したのかと思って
彼女のお隣に電話をして「お宅のお隣のOOさんは越されましたか?」と
聞くと「いいえ居ますよ〜?」って?「実は何度も電話をするのですが、
違うお宅に掛かっちゃうのですが、電話番号変えたのかしら?」って聞くと
「判りません」と・・・和子はどうしても確認がしたくって再度、元の
電話に・・・「度々申し訳有りませんが、私はOOさんのお宅に電話を
するのですが、お宅に?」と事情を話すと「実は私は西団地の鈴木と言います。
この電話番号は以前、何処のお宅か判りませんが、サラ金に借金をして
取り替えたらしく、頻繁にサラ金から取り立ての電話が掛かって来て非常に
迷惑して居るのです。」と・・・そんな事って有るのかな?

事情を知った和子は、仕方なく中央団地の彼女のお宅へ・・・
「電話番号を変えたから〜」って教えて呉れて磯子東芝も紹介して呉れて
パートとして採用されましたが、電話のトラブルの話しはしませんでした。