和子のこぼれ話-55〜和子の日常生活―7

折角「東芝に来ない?」って誘って呉れたお友達、子供達は其々に
学校に行き、誠は第4小学校、彼女の息子さんは第2小学校で学区も違い
滅多に逢う事も無くまして家庭内の事など知る由も無い。只和子は
東芝の採用のお願いがしたいけど、電話も駄目ならお宅に行くしかない?
何度か東急の帰りに彼女のお宅に足を運んで採用をさせて貰った。
確か彼女は年末で東芝を退職し、和子は新年から・・・と入れ替わりに・・・


数十年昔に近江織物を退職して以来、東急も大きな会社ですが、サービス業と
製造業とは全然違い、何と無く近江織物を思い出し、ウキウキした気分でした。
所が大きい会社だけに人間関係は難しく、大変でした。
当時、ラジカセの「オートリバース」の出始めで30数名が一つのラインで
基盤に部品を一人6点から8点挿しながら流す。流れ作業でした。
ライン毎にリーダーが一人、副リーダーが2人居てリーダーが個々に其々の
席を決めてスタートするのですが、この流れ作業は厳しかった・・・
和子は荒れ症で指先に良くひび割れが出来て泣きながらのお仕事でした。
でも副リーダーの森野さんや西岡さんが良く手伝って呉れて助かった〜〜〜