「事実婚」の選択が裏目に・・・

       

《和子は又々こんな記事を見た~》

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70代女性が“人生最後の恋”を終えて迎えたつらすぎる結末

2児を抱えてフルタイムで働く高柳亜衣さん(仮名)が目標とする

ワーキングウーマンは、母親の姉の今年75歳になる伯母さんです。

「伯母は高卒後に就職した食品メーカーで何度か肩たたきに合いながらも

気丈にこらえて定年まで勤め上げました。独身を通していますが、

経済的にも自立し、病気や事故の時も誰にも頼ろうとしませんでした」

しかし、その伯母さんが70歳を過ぎてとんでもないトラブルに

巻き込まれました。定年後に出会った事実婚の相手の男性が亡くなった後、

その息子さんから葬儀に呼んでもらえなかっただけでなく、男性のお金を

持ち出したといった因縁をつけられたのです。高柳さんは当時身重でしたが、

ショックのあまり寝込んでしまった伯母さんに代わって立ち上がります。

 

そして、その高柳さんを力強くサポートしたのが、高柳さんが“正義の味方”

と呼ぶある専門家でした。高柳さんに、伯母さんが受けたひどい仕打ちと、

“正義の味方”の活躍ぶりを振り返ってもらいました。

 

今年75歳になる伯母は、10年ほど前からひと回り年上の男性と

内縁関係にありました。伯母は結婚歴がなく、高卒後に入社した

食品メーカーでシングルのまま定年を迎え、以降、地域の活動などに

参加する中で男性と知り合ったのです。

   🧿 男性との出会いと別れ

男性は商社で部長職を務めた人で、出会った当時は長年連れ添った

奥さんを病気で亡くしたばかりでした。2人は一時籍を入れることも

考えたようですが、男性には息子さんがいたため、家族の感情に配慮し、

また、将来相続が発生した際のトラブルを避けるために話し合って

内縁関係を続けることにしたと聞きました。

ですから伯母は自分のマンションに住み続けたまま、通い婚のような形で

男性の自宅を訪れ、掃除、洗濯、食事などの世話をしていたのです。

しかし、数年前から男性に認知機能の低下が見られ、検査を受けたところ、

アルツハイマー認知症と診断されました。2022年末には1人で

生活するのが困難になったため、伯母は息子さんと相談の上で男性を

施設に入れる手続きをしました。

そして入居後も息子さんや施設の許可を得てほぼ1日置きに施設に通い、

かいがいしく世話を焼いてきました。その間、息子さんやその家族はほとんど

姿を見せなかったそうです。伯母も詳しくは聞いていなかったのですが、

どうやら、男性と息子さんの間には何らかの確執があったようでした。

伯母の献身のかいなく、その後男性は徐々に衰弱し、2023年夏には病院に

入院して、そのまま息を引き取りました。

   🧿 息子が伯母に取った非情な態度

病院は管理が厳しかったため、事実婚の妻とはいえ思うように面会は

許されなかったそうです。とはいえ、息子さんの代わりに着替えを届けたり、

男性の好きなお菓子を差し入れたりしていました。

にもかかわらず、男性が亡くなった後、息子さんが伯母に取った態度は、

それはひどいものでした。男性の死を知らされたのは息を引き取った

当日の夜で、ご遺体に最後の別れを告げることは遠慮してほしいと

言われたそうです。

それでも、お葬式の時には顔くらい見られるだろうと思っていたら、

その後1週間以上音沙汰がなく、次に息子さんから電話があった時、

「葬儀はこちらで済ませました」と一方的に告げられたのだとか。

 

それだけではありません。男性の暮らしていた自宅は近いうちに

処分するので、置いてある荷物は早く引き上げるように言われ、伯母は言葉を

失ったそうです。無理を押して翌週何日か男性宅に通い、掃除をしたり、

自分の荷物を持ち帰ったりしましたが、一段落した後は心労のあまり

寝込んでしまいました。私は伯母のマンションから2駅先に住んでいて、

ちょうど産休中だったこともあり、母に頼まれて何度か伯母の様子を

見に行きました。伯母はすっかり憔悴(しょうすい)し、「息子さんから

疎ましく思われているのは知っていたけれど、こんなやり方はひどい」と

涙を流していました。

息子さんの非情な仕打ちはさらに続きました。

数カ月後、今度は息子さんの代理人を名乗る弁護士から伯母に連絡が

ありました。その弁護士は、「亡くなった男性のお金の流れを調べたところ、

手元に残っている金額と齟齬(そご)がある。あなたが持ち出して

いたのではないですか」と厳しい口調で伯母を責め立てたそうです。

混乱した伯母は、男性がまだ元気だった頃、生命保険の満期金が下りた際に

その半分に当たる500万円を渡されたことを弁護士に話してしまいました。

すると弁護士は、伯母にこう言い放ったのです。

「そういうのを生前贈与と言うんです。しかし、年間110万円を超える

贈与は課税されます。あなたはその年、贈与税の申告をしていませんよね?

これは脱税ですよ」さらに、男性が伯母の誕生日に毎年高価なジュエリーを

プレゼントしていたことを聞き出し、もらった分は全て息子さんに

返すように迫ったと言うのです。

その話を伯母から聞かされた時、会ったこともない息子さんに対して

激しい怒りの感情が込み上げてきました。

「そんな人の言いなりになる必要は全くないからね!」。

そう伯母に言い含めて駆け込んだ先が、自営業の夫が取引先とのトラブルで

お世話になったことがある弁護士の岩田さんの事務所でした。

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【あれはそこ それはあそこに ちゃんとある(シルバー川柳)】