群馬県 2023年版・秋の絶景・風物詩 ・・・

【特別篇】

        

          ◆小中大滝の紅葉

スリルの先にある大滝と紅葉の光景

暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景

風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかも

しれません。「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている

秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

 「小中大滝」は、最大落差96メートルの壮大な滝。雄大な自然に囲まれて

おり、紅葉シーズンには色とりどりの色彩に包まれ、特に美しい景色を見せる。

 この滝の手前には階段式吊り橋「けさかけ橋」があるのだが、

橋の半分以上が急な階段でできており、最大傾斜はなんと44%。

そのスリル満点な様相に圧倒される人も多い。

しかしながら、この橋からは滝壺まで見渡すことができ、また、滝近くに

設置された展望台からは滝のほぼ全景が眺められる。

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

小中大滝の紅葉(こなかおおたきのこうよう)

 

◆諏訪峡の紅葉

   

     諏訪峡の紅葉。

 「諏訪峡」は、水上温泉郷を代表する景勝地のひとつ。利根川の浸食に

よってできた峡谷で、断崖、奇岩、怪石が連なる渓谷美が楽しめる。

 川に沿って約2.5キロメートルの遊歩道が整備されており、「竜ヶ瀬」

「珠簾の滝」「諏訪峡大橋」「笹笛橋」「与謝野晶子歌碑公園」

「もみじ公園」など、豊富な見どころを巡れるのが大きな魅力。

 秋には、紅葉が両岸を彩る美しい景色が見られ、諏訪峡大橋から峡谷を

一望できるほか、タイミングが合えば、峡谷の入り口に架かる笹笛橋から、

冠雪した谷川岳と紅葉という取り合わせを眺められる。

見ごろの時期:11月上旬~中旬

諏訪峡の紅葉(すわきょうのこうよう)

 

◆土合砂防堰堤

   

     土合砂防堰堤

 「土合砂防堰堤」は、みなかみ町を流れる湯檜曽川に造られた、

群馬県初のアーチ式堰堤。土砂災害を防ぐために造られた人工堰で、

土木学会選奨土木遺産に認定されている。

 別名「湯吹きの滝」とも呼ばれ、谷川連峰をバックに勢いよく流れる

ダムの景色は写真撮影にも人気。国道291号にある「土合橋」が、

ダムを間近で見られる絶好の観賞スポットだ。 また、紅葉シーズンの景観も

美しく、その綾錦を一目見ようと谷川岳トレッキングと

併せて立ち寄る人も多い。

土合砂防堰堤(どあいさぼうえんてい)

 

◆照葉峡の紅葉

   

     照葉峡。

 「照葉峡」は、利根川の最奥部に位置し、「関東の奥入瀬」との呼び名を

+持つ美しい峡谷。豊かな緑が広がる秘境のような空間に、

日本を代表する俳人水原秋桜子命名した大小11の滝が

約5キロメートルの間に点在している。

 新緑と紅葉が有名な名所で、特に紅葉の景色は、秋桜子が「日本一の紅葉」と

称賛したほど。峡谷の木々が秋色に染まり、赤やオレンジ、黄緑、黄色など、

カラフルな彩りで楽しませてくれる。

見ごろの時期:10月上旬~中旬

照葉峡の紅葉(てりはきょうのこうよう)

 

◆吾妻渓谷の紅葉

   

     吾妻渓谷。

 吾妻川の両岸が長い年月をかけて浸食されてできた、

険しい様相を持つ吾妻渓谷。吾妻峡十勝と呼ばれる奇岩や深い谷が見どころで、

秋には両岸に生い茂るカエデやクヌギアカマツなどが紅葉し、鮮やかな

渓谷美を見せてくれる。

「国指定名勝・吾妻峡は、吾妻川に架かる雁ガ沢橋から八ッ場ダム直下までの

約2.8キロメートルにわたる渓谷です。『関東の耶馬渓』とも呼ばれ、

歌人若山牧水も渓谷の景色を絶賛する作歌を残しています。

10月下旬~11月上旬にかけて美しい紅葉が、左岸の絶壁を

切り開いて造られた旧国道145号からドライブをしながら眺められるほか、

右岸にある片道約40分のハイキングコース(登山道)を歩きながら

景色を楽しめます

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

吾妻渓谷の紅葉(あがつまけいこくのこうよう)

 

大峰山

   

     大峰山の紅葉。

 大峰山は、利根川赤谷川の間に連なる高原状の山。中腹には

本州最古ともいわれる浮島のある大峰沼と古沼があり、浮島および

古沼は県指定の天然記念物になっている。

この山は日本海側と太平洋側の両方の植生が見られる貴重な場所で、

紅葉の時期には特有の植物の多彩な色合いを楽しむことができる。

また、大峰沼周辺の原生林の紅葉も美しく、水鏡に映る紅葉の光景は

驚くほど鮮明で幻想的。約6キロメートルのハイキングコースもあるので、

ゆっくりと観賞しながら自然美を満喫するのもおすすめ。

 紅葉の例年の見ごろは10月下旬から11月上旬。

大峰山の紅葉(おおみねやまのこうよう)

 

榛名山・榛名湖の紅葉

   

     榛名山・榛名湖。

 榛名山は、上毛三山の1つで、標高1,100メートルの山頂に榛名湖がある。

榛名湖を取り囲む山々を総称して榛名山といい、この山々のなかでも

富士山のような端正な山容の「榛名富士」が有名。

 自然豊かな榛名山では年間を通じて美しい景観を楽しめるが、

秋の紅葉はまさに圧巻。特に榛名富士からの眺めはすばらしく、

紅葉を映した榛名湖と、遠方には谷川連峰浅間山関東平野

晴天時には富士山まで望むことができる。

 紅葉の例年の見ごろは10月中旬から11月上旬。

榛名山・榛名湖の紅葉(はるなさん・はるなこのこうよう)

 

◆河鹿橋と紅葉

   

     河鹿橋と紅葉。

 河鹿橋は、伊香保温泉の湯元付近にある朱塗りの太鼓橋で、

紅葉の名所であり、伊香保温泉随一のフォトスポット。寒暖差が激しい

エリアにあるため、周辺のカエデやクヌギ、モミジなどが、ひときわ

鮮やかに色づく。 紅葉の時期にあわせてライトアップの演出も行っており、

暗闇の中に浮かび上がる河鹿橋と紅葉の幻想的の景観は、

「夜の紅葉見物」の名所としても人気だ。

 紅葉の例年の見ごろは10月下旬から11月中旬。

河鹿橋と紅葉(かじかばしとこうよう)

 

◆碓氷第三橋梁の紅葉

   

      碓氷第三橋梁。

 碓氷第三橋梁は、明治25年にできた4連のアーチ橋で、国の重要文化財

 200万個を超えるレンガで造られており、長さは90メートル、

高さは31メートルにも達し、国内最大規模を誇る。

 芸術と技術が融合した橋は美しく、通称「めがね橋」として親しまれている。

 紅葉の時期になると周囲の山々が色づき、重厚なめがね橋が鮮やかな

モミジやカエデに包まれて、美しくも迫力のある景観に。

 廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」が整備されていて橋上を

歩くこともできるので、橋の上からも下からもこの景観を楽しむことができる。

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