《和子は又々こんな記事を見た~》
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新入社員が入社半日で退職。初日の夕方に「もう無理です…」
4月1日。それまで学生だった面々の多くがどこかしらの企業に属し、
社会人となる。だが中には、早々にリタイアをしてしまう新社会人がいるそう。
「いやあ、もうビックリで。会社中でその話題が持ちきりになりました。
なんか、もう笑うしかないよね(笑)」
こう語る高原将さん(36歳・仮名)。彼の勤める企業に新卒入社した社員が、
なんと半日で退職してしまったというのだ。
◆夕方、「もう無理です…」と告げる
「4月1日は初日ですから、当たり前ですがいきなり仕事はさせません。
会社の案内とか挨拶周りとか。僕は参加しなかったけど、部の中でランチを
兼ねた歓迎会もしたらしい。ほんと、それだけで辞めちゃいました」
新入社員で入社したAくんは、都内の私大を卒業。入社前研修の際も、
明るい表情をしていたという。だが、会社の空気が合わなかったのか、
これからの社会人生活に不安を覚えてしまったのか…。
「その日の夕方、部のお偉いさんに『すみません。もう無理です…』と
言いにきたそうで。言われた上司も始めは『ふざけてるのか?』と思った
ようですが、顔面蒼白でマジ顔だったみたいです。理由を聞いても
『いや、本当に…』とか『本当ごめんなさい…』しか言わなかったとか。
とりあえずそのまま帰して、明日様子を見ようとなったんですが、次の日は
出社しませんでした。朝、電話で『辞めます』と言ってきたと聞きましたね。
まあ、無理に仕事を続けることないけど、さすがに半日はねぇ。
仕事なんにもしてないんだから!」
◆退職理由は不明
退職理由はもちろん不明だが、本人なりに思うことがあったのだろうと
想像する。幸い、Aくんは都内の実家住まいとのこと。半日で退職すると
いった勇気ある決断は、経済的不安が無い点が関係しているのかもしれない。
「一括りにはしたくないけど、やっぱり現代の若者は…と思っちゃいます。
他の子は続くといいけど…」
◆2週間で退職した男性の声
前出のAくんに退職の真意を聞くことはできなかった。しかし、過去に
新卒で入社した飲食店を2週間で辞めた経験のある
折原紘一さん(26歳・仮名)に話を聞くことができた。
新入社員が入社半日で退職。初日の夕方に「もう無理です…」
「僕の場合は、入社式の時点で『うわ、この会社の雰囲気合わねえわ』と
思ってました。体育会系で熱くてうざい感じ(笑)。予感は的中で、
配属された店舗の店長の口癖が『死ぬ気でやろうよ』でした。たかが仕事に、
そこまで情熱かけたくないですよね」 話を聞くと、確かに若干の
ブラック臭が漂う職場のような気もする。だが、2週間で辞めることへの
ためらいはなかったのだろうか。
「ないですよ。だって、無理だと思う環境に我慢して居続けるって
無意味じゃないですか? 当時の店長に『石の上にも三年だぞ』って
言われても、『3年経って何のいいことがあるんだ?』と思いました。
そう言ってる店長の給料を聞いたんですけど安すぎて、
説得力なかったんですよ。自分に合う職場って必ずあるはずで、それを
見つけるための努力をした方が間違いなく良いと思うんです。
最近の若者は…とかすぐに言われますけど、我慢して働くとかいう
根性論の時代は終わってます」
◆無理して働かなくてほんとに良かった
折原さんはこの会社を退職後、3ヶ月ほどの求職期間を経て通信系の企業に
転職。現在も働き続けているという。
「最初の会社を辞めてから、書類で落とされまくったときは焦りましたけど、
今は第二新卒という枠もあるし、すぐに辞めたことが必ずしもハンデに
なるわけではないんです。だから、『入った会社が嫌ならすぐに辞めるべきだ!
仕事はあるぞ!』と、今年の新入社員たち全員に伝えたいですね。
今の会社は楽しくて、あの時無理して働かなくてほんとに良かったと
しみじみ思います」
2週間で会社を退職してしまった彼だが、現在の会社では既に数年
勤務している。すぐに辞める若者でも、環境次第では活躍する場があるのだろう。
半日で辞めてしまったAくんも、自分に合う職場と出会えて欲しい。
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