和子のこぼれ話-104 〜新入社員のオバチャン〜

本社工場の様に、社員の制服や白衣のプレスをして居るだけなら
良いけど、宿泊客のランドリーは失敗は絶対に許されず毎日
神経をピリピリさせながらのお仕事でした。でも〜ゲストが無い時は
のんびりして、又普段が大変だから、工場長も多めに見て呉れて
仕事が早く終わると早く帰らせて呉れる。只受付の人達には
申し訳無かったけど〜〜〜


私物も暇な時には「持って来て良いよ〜」と言って呉れて息子たちの
ワイシャツなどは持って来て一緒に洗濯して貰ったり・・・
有る時、例の斎藤さんも「ご主人の衣類」と言って一度にドライ機に
掛けられないほど持って来て・・・みんなでビックリした。
何せ、未だ入社して数日しか経って無いのに・・・遠慮と言う言葉を
知らず、和子の昼寝の場所を取って大鼾を掻いて昼寝をしたり・・・
ワイシャツをプレスして居る途中で抜けてボタンを付けたり・・・
一ヶ月も経てばズボンのプレスの練習をして貰っても良いのに〜
工場長は遣らせない?
とにかく工場長には見込みから外れて居た様で、驚くほどの私物の
洗濯物を持って来た時には色々口実を付けて辞めて貰い3ヵ月程で
退職した。その後は欠員で本社工場からお手伝いに来て貰った・・・