散歩仲間の81歳のお兄ちゃんのその後?
和子の早朝散歩は気まぐれで天気予報で「明日の早朝は雨」と出ると
「じゃ~散歩は休み・・・夕べも結構降ってベンチも濡れてるし行くの
止めた~?」って感じで気まぐれ散歩だから・・・翌日散歩に行くと
「又サボりやがって???」って年中言われて居るから10日休んでも
2週間休んでも誰も心配して呉れないけど~長期休んだ後に行くと皆さんから
「やっと来たね?」って言われたり・・・「明日も来るのよ~」って念を
押される様なマジで気まぐれ散歩だけど・・・
お兄ちゃんは毎日真面目に来るのに~10日も20日も無断で休まれると
やっぱり仲間内で「どうしたんだろうね?」って心配する。
でも~お兄ちゃんは自分のスマホの電話番号は誰にも教えない?偶々リーダーに
聞くと「私も知らない?一寸長いから心配だね?」って感じで、傍に居た
田中さんが教えて呉れたけど~間違い電話で・・・やっぱり元気で散歩に
来て呉れるのを待つほか無かった。
その後リーダーが「田中さんに聞いて電話してみるね?」って・・・・
翌日、リーダーから「やっぱり田中さんの電話番号は通じなかったから・・・
Kさんに聞いて電話をしたら元気だったよ~」と聞きホッと・・・
Kさんとは90歳を過ぎたお爺ちゃんで、幼い頃から学校の先輩で良く
お兄ちゃんは面倒を見てました。
和子はお兄ちゃんに特別な感情も持ち合わせて無い唯の散歩仲間の
お友達だけど、やっぱり80歳を過ぎたオジサン、長くお顔を見せて
呉れないから「病院に入院したのかな?このご時世だから若しやコロナ?」
何て想像すると中々元気な姿は乏しく悪い方へ悪い方へと考えてしまう
和子は散歩の帰りにリーダーに「後でお兄ちゃんの電話番号教えてね?」と
お願いをして帰ったら夕方リーダーから電話が有って「彼は電話番号を
教えるのを好まないから和子に教えて良いか確認をしたら余り良い返事が
無いからゴメンね?」と・・・
でも~元気だったと聞き安心しました。
翌日唄会を終わって何時もの場所に行くとお兄ちゃんは元気で姿を見せて
呉れました。 和子は「散々心配したんだよ~」と田中さんに教わった
電話番号で不愉快な思いをした事など話しました。
お兄ちゃんは、和子が心配した事を身に染みて感じて呉れて
「申し訳なかった」とお詫びの言葉を頂きましたが、頑なに電話番号を
教える事を拒み「俺は先輩のKさんにしか教えて無い。リーダーから
『Kさんに聞いた』と聞き、俺は早速Kさんに電話をして無断で教えた事で
Kさんとは縁を切った。此れからは電話も出ない」と???
和子は「お兄ちゃん其れは一寸違うんじゃない?」って意見しようと
思ったけど・・・80歳を過ぎたお爺ちゃんに意見をしてもお互いが
気まずく成るだけ?と思い、話題変更・・・
幾ら今のこの物騒な世の中、プライベートを守るのも良いけど・・・
一緒に散歩で楽しむ仲間、其処迄徹底したら、此れから段々と年を重ね
友達も減って行くのに・・・もっと・もっと大切な友達を信じて大事に
して欲しいと・・・和子は思いました。お金で買えない大切な友情・・・