《その後の兄ちゃんの胸の内は如何な物か?-1》
人並みに大事に大事に育て跡取りにする積りで自宅の上の畑に6畳2間の
隠居迄建てて、兄ちゃん成りに隆の孫を抱ける日を夢見て頑張って来たのに~
当時彼女は40代の半ば?確か元旦那様の息子さんは2人共高校を出て
社会人だったと思う、当然、隆の孫の顔を見る事は不可能で、兄ちゃんの
胸の内は如何なものだったでしょうね?
その頃には、もう肝硬変はすっかり完治して元気な筈でしたが、隆の件で
悩み始めた頃から、「お腹が痛い・お腹が痛い・・・」と言い始めお医者さんの
問診を受けても「何処も悪い所は無い・・・」と言われ薬を沢山貰って
飲んで居ましたが、今思うと全然害の無いお薬を先生も出して居たのかな?と
思うし・・・やっぱり田舎の開業医の先生だから「若しかしたらうつ病かも?」と
疑って「一度神経内科にでも行って見たら?」と言うお話しも出なかった様な?
その頃から年中「お腹が痛い・お腹が痛い・・・」と言って食事も
満足に食べず和子の息子の結婚式に横浜に来ても特別食でお粥さんを食べてました
若い時から兄ちゃんは姉ちゃん(長女)と仲良しで山林組合の監守をして居る
頃から姉ちゃんに山林組合の仕事を手伝って貰ってたずえ姉さんと3人で
頑張って居ました。姉ちゃんの旦那さんは弟さんと2人兄弟で
お坊ちゃん育ちで取っても几帳面な義理兄さんで、何となく煙ったい近寄り
難い方で何年経っても何となく馴染めなかったです。
兄ちゃんは姉ちゃんとは仲良しで暇な時は良く姉ちゃんの家へ遊びに
行ってましたが、義理兄さんが居ると直ぐに帰って来る(笑)そんな仲良し
だったのに~ある夜、和子の家に電話をして来て「姉ちゃんの家に年賀状を
出したのに姉ちゃんの所から年賀状が届かない」と言い出し???