《兄ちゃんは若しかしたらうつ病じゃ無いの?-1》
兄ちゃんは毎日の様にこたつに潜って「お腹が痛い~お腹が痛い~」と
喚いて居た様です。だからと言ってお医者さんに行って診て貰っても先生から
「何処も悪くは無い」と言われ「あの医者はやぶ医者だ」と、けなし
田舎の少ない開業医を転々として、自分で自分なりのお医者さんの所で
落ち着いた様ですが、母の様に「お腹が痛いと言ってのたうち廻すような
事も無く、只口癖の様に「お腹が痛い・お腹が痛い・・・」と年中言ってるから
たずえ姉さんも「又言ってるわ~」と言う位で・・・「じゃ~大変だから
背中でも指すって上げようか?」でも無く段々エスカレートしちゃって
家に居るのが嫌になる?と言った感じだった様です。
和子が若し、たずえ姉さんの立場に成ったらやっぱり「痛い・痛い・・・」と
喚く夫を無視して親鸞会の仲間の所へ行っちゃうだろうか?其れとも
姉ちゃんとか君ちゃんに真剣に相談してみるとか?
和子は横浜に住んでて、又還暦を過ぎた頃から在宅訪問介護のお仕事を
して居たから、うつ病とか精神障害の方とも接触が有ったから兄ちゃんも
若しかしたら・・・と思いますが・・・
田舎の皆さんは、仮にうつ病で有っても精神科のドアを開けるのは
かなりの勇気が居るし・・・兄ちゃんの掛かり付けのお医者さんすら
「一度神経内科の方で診て貰えば・・・」とは言わなかったんだろうな?
兄ちゃんは段々と身内の悪口を言うのが増えて来て・・・和子の所にも
頻繁に電話をして来て、思わず「今度は何なの?」って言いたく成るほど
最後にはたずえ姉さんの悪口迄・・・(笑)