《勝美ちゃんのお世話-3:ひろし君編-1》
ひろし君は未だ中学一年生で一人息子さんだから勝美ちゃんが
元気な時はお母さんっ子で楽しい思い出を一杯持ってただろうけど
動けない・お話しも満足に出来ない状態に成ってママの代役は
お婆ちゃん、お婆ちゃんも娘がこの様な状態に成って
ヘルパーさんのお世話に成り、他人様が家に入る事で多少の抵抗も
有ったかと思うし、ひろし君を思えば、不憫だったと思うけど
ひろし君から色々質問攻めに合うと「煩い~お外に行って遊んで
来なさい」と叱る事も度々・・・そんなひろし君は和子に
「座敷に鉄道の模型を作って、お婆ちゃんに「見てよ~」と言っても
見て呉れない」とか外で遊ぶと「お友達にママの事を聞かれるから
嫌だ」とか???
又お友達が遊びに来るとママに合わせたく無いから・・・と言って
2階のベランダから自分の部屋に友達を呼び込んで遊んで居る
又勝美ちゃんも、動けなくなった自分を悔やみ、「ひろしに
申し訳ない」と言って和子に愚痴ばなしをする。和子は
「勝美ちゃんはひろし君のママだから・・・今はこの様な
状態で何処にも親子で行く事は出来なけど、勝美ちゃんは
母親で有り、人生の大先輩だから・・・筆談で、でもお話しをして
今後の事を教えて上げる事も出来る。自分で好きで成った
病気じゃないから、『ひろしに申し訳ない』何て思う事無いよ~」
又病気をした事で、世の中にはもっと・もっと大変な病気をして居る
方も居るから・・・元気を出して頑張るのよ~」と慰めてあげると
ひろし君も、勝美ちゃんも親しいお友達に成っちゃって・・・
勝美ちゃんのお母さんは和子に嫉妬する様に成りました(笑)