思い出ばなし・在宅訪問介護―53・・・

 

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        《桑原ヘルパーさん-1

彼女は今頃どうしてるかな?((^▽^笑) )

和子が初めて今は無きコムスンに採用されて初めて利用者さんのお宅訪問を

する時に一日同行訪問で桑原ヘルパーさんとサービスに入ります。

彼女は和子より10歳ほど若いヘルパーさんで50代だったと思いますが、未だ

幼い小学4年生の男のお子さんが居るとおっしゃってました。

彼女は実直な方と言うのかな?介護のお仕事にも色んな決まり事が有ります。

「利用者さんと接する時は無駄話はしません。」「事業所から決められた事

以外は手を出してはいけません」「利用者さんから物品を頂いてはいけません」

等など・・・

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勿論、決められた事はしっかり記憶して利用者さんのお世話に入るのですが

和子は何度も大病をして、入退院を繰り返し、30代の時に腎臓結石で入院して

先生から「腎臓の結石だけ取り出し、腎臓を残すから14日間は身動きをしないで

頑張りなさい。若し動いたりすると腎臓が癒着してもう一度

腎臓を切除する事に成るから・・・」と言われ、30数年、40年近く前に

リグラインの無い平らなベットの上で14日間、地獄の苦しみでした。

そんな時、病院の看護助詞(今で言うヘルパーさん)から「貴女だけが

患者さんじゃ無いから自分でご飯を食べなさい」と仰向けに寝ている和子の

枕元にお盆に乗せた食事をポンと置いて行かれて・・・

確かに和子だけが患者さんじゃ無いから・・・文句は言えませんが、もう少し

融通が利いて「食事を配ったら手伝って上げるからね?」と言う心の優しさが

欲しかったです。最もヘルパーさんは彼女だけじゃ無いから、取っても優しい

ヘルパーさんも居て下さって「ご飯食べようね?」と言って食事介助を

して下さるヘルパーさんも

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桑原ヘルパーさんは実直な方で「貴女だけが患者さんじゃ無いから

自分でご飯を食べなさいね?」ってタイプの方でしたが、和子は、ロボットの

お世話をするのではなく、痒い所に手の届かない利用者さんのお世話を

するのだから骨身を惜しまず、頑張りました。

あの時に「ご飯食べようね?」と言って食事介助をして下さるヘルパーさん

一生忘れられません。((^▽^笑) )

【年の差が だんだん開く 妻の謎(シルバー川柳)】