和子はネットでこんな記事を見た
【リーダーの言葉 心に響くものがほしい】
マスクだ自粛だと、何をするにも窮屈で心がふさがる。息苦しい日々が続く
中、ドイツのメルケル首相の言葉が胸を突いた。 「普段あまり感謝されない人々に
感謝の言葉を贈らせてください」 スーパーのレジ係や棚に商品を補充する人への言葉。今、最も困難な仕事の一つを担って私たちの生活を維持してくれ、ありがとう、と。
国民に新型コロナウイルス対策を語った先月の演説である。生活者の視点を失わず、
社会の隅々に目配りしているからこそ出る言葉だろう。医療現場で奮闘する人々への
謝意も、もちろん表した。 政治決断を透明にし説明するとした上で、高齢者と
不必要な接触を避けることなど一人一人に貢献を求めた。「不要な人などいません。
全員の力が必要です」「私たちは民主主義社会です。強制ではなく知識の共有と
協力によって生きています」。やさしい語りで連帯を呼び掛けた。 移動の自由は重要な権利だが、命を救うため今は制限が必要―。旧東ドイツ出身の首相の苦悩を察して
国民も共感したようだ。コロナ対策が評価され、支持率は上昇している。
ネットで和訳も広まり「涙が出た」と、日本でも評判を呼ぶ。 さて私たちの国のリーダーはどうか。
安倍晋三首相は2月末以来、おとといの緊急事態宣言まで会見を重ねてきた。
右に左に顔を向け、よどみなく言葉を連ねる。記者に語り掛けるかのようだが、
実はプロンプターに浮かぶ原稿の字を追う。言葉は届くだろうか。
東京五輪の延期を表明した際にも違和感を覚えた。
「コロナに打ち勝った証しとして」開くという言葉だ。レガシーを五輪に
盛りたいらしい。「復興五輪」を掲げながら、それらしい内容は伴っていない。
いよいよ「コロナ退治記念五輪」に宗旨変えするのか。
東京都の小池百合子知事も会見で強調した。「私からバッハ会長にお伝えしました。
大会の成功にはまず人類にとって見えざる敵である新型コロナに打ち勝ってこそだと」
二人とも、わが手柄と言わんばかり。どちらの専売特許か知らないが政治的な
パフォーマンスと映る。 ウイルスに「打ち勝つ」という表現を、感染症などの専門家は
使わないそうだ。国際保健学者の山本太郎さんも語る。野生動物が暮らす生態系など
世界の隅々まで人間が開発し、踏み込んだことで新たな感染症を流行、拡大させたと。「感染症のパンデミックはきわめて社会的な現象であり、その時代、時代を
反映したものとなる」(中央公論4月号)。人類の歴史を大局的に見れば、
ウイルスとは「共生」するしかないようだ。 もちろん新型コロナが憎い。
大切な人を奪っている。早く終息させたい思いは皆、同じだ。しかし威勢がいいだけの言葉はむなしく響く。「打ち克(か)つ」べきものがあるとすれば、
人間の醜い部分ではないか。マスクを高値で転売したり、トイレットペーパーを
買い占めたりする自己中心的な行動である。 加えてもう一つ。この機に乗じ、
勇ましい言葉を並べてみせるポピュリズムの政治は根絶したい。 ロックダウン
(都市封鎖)の語を不用意に使った小池知事しかり、
安倍首相の「コロナに打ち勝った証し」しかり。強い言葉は届くどころか、
発言の意図は政治的思惑か功名心かと勘ぐらせるだけだ。
リーダーというなら心に響く言葉を聞きたいが、無い物ねだりか】
安倍さんは以前から「人と人との接触を「極力8割」減らせば
新型コロナウイルスは絶対に撲滅します」と固く言い切られましたが、
現実問題として絶対に有り得ない、この新型コロナウイルスのお陰でどれだけの
国民が苦しんで居るか?新型コロナウイルスにて攻める気持ちは毛頭有りませんが、
日本の、国民の長、リーダーで有るなら一人・一人の国民の事を
考えて、国民の総理大臣の座を守る前に全国民の命を守って欲しいです。
この度は尊い命を新型コロナウイルスに侵され、成仏された方も大勢居ますし、
又新型コロナウイルスで、職を失い苦しんでいらっしゃる方々も大勢居ます。
その方々の身の上も考えて、未だ々先の見えない新型コロナと全国民が
立ち向かっていけるよう頑張って下さいm(_ _)m
【苦虫を 長年噛んで 歯も抜けた(シルバー川柳)】