北海道のオジサンは、和子に取っては優しくて、野菜や果物・暮に成ると
新巻鮭・タラコ・イクラ・ニシンと・・・又ラーメンを送って呉れたり・・・
大変だったと思います。此れは和子の家だけじゃ無く、東京の実家や
浜田山に住んでるオジサン(次男)等々・・・オジサンから送って来る物は
全て「有難う~」って頂いて食べた癖に・・・
伊勢崎警察から「北海道のオジサンを保護したので引き受けて下さい」と言われ
即、東京の実家に電話をして、「今回ばかりは、オジサンを預かる事は出来ないので
迎えに来て欲しい」とお兄さんに言うと・・・
「分かった、じゃ~今から行く・・・」と言って下さってホッとする間も無く・・・
お姉さん(兄嫁)から電話が有って・・・
お姉さん 「オジサンを連れて来ないで・・・」
和子 「何時もならオジサンを預かっても良いけど・・・今回は
介護ヘルパーの実習で、施設に行かないといけないからお宅で、
預かって欲しいです。
お姉さん 「家に連れて来られても困るから・・・O雄さん(夫)と
内のお父さんと2人で新潟のオジサンの家に連れってて・・
和子は、田舎育ちだから、もう少し兄嫁だったら・・・対応のしようが
有るだろうに・・・「実家に連れて来るな」の一点張り・・・
和子はこの時まで、継母のお姑さんを看て来たお姉さんは、素晴らしい人だと
思い込んで居たのに・・・せめて・・・
お姉さん 「じゃ~新潟のオバサンに電話をするから家のお父さんと
O雄さん(夫)と2人で明日、新潟に連れて行って貰って???」
と、でも言うのなら、納得するけど・・・その様な優しさは微塵も
見えなかっです。仕方なく和子は新潟のオジサンの実家に電話をしたら・・・
此処でも(涙・・・)
オバサン(実家の跡取の嫁さん) 「和子さん、家に連れて来られても困るから
北海道の息子さんの所へ・・・
和子 「え~そんな~私は全然知らない人だし・・・電話番号も知らない?
オバサン 「北海道の息子さんの家の電話番号を教えるから其処に電話して?
オジサンが若い時にどの様な道楽をしたか、知りませんが、今は衰弱しきって
・・・歩くのも、おぼつか無い状態なのに・・・ 続き・・・