和子に取って、降って湧いた、大惨事・・・
オジサンが元気で、ジャガイモだ、玉ねぎだ、ほら新巻き鮭・タラコ・イクラ・・・
と食料品を送って呉れた時は「北海道のオジサン・オジサン・・・」と
持ち上げた癖に、警察から「保護したので引き取って下さい」と言われ、
今回は、欠かせない用事が有って預かれ無いから、東京の実家に電話をすれば、
「絶対に連れて来るな~新潟のオジサンの実家に夫とお兄さんと2人で
連れて行くように・・・」新潟のオジサンの実家に電話をすると、
「北海道の息子さんの所に・・・」と痛ましい人間模様を垣間見たような・・・
複雑な心境でした。
結局、誰一人と「じゃ~北海道の息子さんの所に電話をするから・・・」と言う
者は居なくって和子が・・・
和子 「もしもし~初めまして横浜のO山ですが・・・
実は内Oしゅんじさん(オジサン)が保護されて家で預かって
居るのですが・・・
息子さん(義理) 「オジサンも大分弱っちゃって『一緒に住もう』って
話したのですが、言う事を聞いて呉れず、自分で家を買って
一人で住んで居たのですが、面倒見切れずに老人ホームに預けて
オジサンの家も処分してしまい、今更、連れて帰って来られても・・・
と言うお話しでしたが、結果的に翌日、夫とお兄さんと2人で新潟の実家に
ナップサックの中を見ると40万円と横浜のわが家の住所の書いたメモと
着替えしか入って無く、お兄さんは、チョッとがっかりしたのか?
「どうしてお前の家の住所しか持って無いんだ~?」と零して居ましたが、
元気な時から、和子は本家を立てて「東京の実家に寄って来なね?」って言うと
「もう行って来た」と嘘を付いて居た様な?東京の実家は、本当はオジサンの
お姉さんの嫁いだ家だけど~実母は若くして亡くなり、後妻さん(夫の継母)が
嫌で寄りつか無かったのでしょうね?
一晩和子の家でお兄さんとオジサンと泊まって翌朝新潟へ・・・ 続く・・・
【孫の菓子 ひとつもらって 諭吉出す(シルバー川柳)】