思い出ばなし・「伊勢崎警察ですが・・・」

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60歳で現役を定年退職と言う名目で、退職し(未だ60歳で家に籠るのも

チョッと早いし~今頃は、若い男女もビルのお掃除とかマンションのお掃除に

精を出してる方も、大勢居ますが、当時和子は、お掃除に抵抗を何と無く感じて

ハローワークの訓練校でヘルパー2級の資格を取ってヘルパーさんに・・・と

考えて川崎の訓練校に3ヶ月通いました。学校で講習を受けて、後半には

ディーサービスの実習に一日・訪問ヘルパーさん一日・後、西横浜の有料老人ホームへ

18日間実習に・・・この三か月間の訓練校はお休みは無し・・・

万が一休んだ場合は色々と手続きをして、後期の実習に休んだ日にちを入れて貰って

皆勤を取らないとヘルパー2級の資格は取得出来ませんでした。

 

もう後半で西横浜の有料老人ホームの実習に行ってた頃だったと思います。

訓練校から帰って来て、一休みして珈琲を飲んで居ると・・・

電話が鳴って・・・

和子   「もしもし・・・」

警察   「O山さんのお宅ですか?」

和子   「ハイそうです」

警察   「こちらは伊勢崎警察のOOですが、「内O、としはるさん」って

     ってご存知ですか?」

和子   「アッ 内O しゅんじさん?ですね?北海道のオジサン

      ですが???

警察   「実は東京で保護されてお宅の住所をお持ちだったのでお電話

     したのですが、今からお宅にお届けするので引き取って頂けま

     せんか?」

 

え~普段なら特別に用事は無いから良いけど~明日も、明後日も学校に行かなくては

ならないので、今回は引き取れ無いよ~~~(涙・・・)

和子   「実はこの所、用事が有って留守にするので、今から東京の実家に

     電話をしてお兄さんにお願いするので、チョッと待って下さい。

     其れで東京の実家の住所を教えますからお兄さんのお宅へ届けて

     頂けませんか?」

警察  「其れが、管轄が違うので東京には届けられません

和子  「そうですか?じゃ~家へ連れて来て下さい

と言って電話を切り、即東京の実家に電話をしてお兄さんに、その旨話し

お兄さんに迎えに来て呉れる様に・・・

 

其れから暫くして伊勢崎警察からお巡りさんが2人来てオジサンを・・・

家にお巡りさんが一人で来て「オジサンは?」って聞くと「外に居る」と

道路まで迎えに行くとナップサックを背負って白いバレーシューズを履いて

鉄の階段を昇ろうと・・・

「オジサン危ないから表玄関からエレベーターで行こう」と・・・

以前赤い車で来たオジサンと思え無いほど衰弱しきって・・・家まで

連れて来るのに一休みする始末

 

お隣りさんの玄関の前で座り込んで・・・動かない?

その時、夫が会社から帰って来て・・・

「北海道のオジサン???」ってびっくり・・・   

 

【名が出ない「あれ」「これ」「それ」で 用を足す(シルバー川柳)】