和子のこぼれ話-137 〜兄貴の経過〜

聞く所に依ると脳梗塞は早期発見、で即入院して先生の指示を受けて
治療&リハビリでかなり軽く成るとか?兄貴は姉さんに邪魔されて満足に
治療も出来なかった様ですが、外見から見ると半身不随でも無いし〜
何でも無く健康そうですが、お話しをするとチグハグな事を
言ってしまうとか?その後は兄ちゃんから時々兄貴の報告の電話が来るように
「かーこ〜困ったもんよ〜」から始まって・・・
毎日の様に兄貴は兄ちゃんの家に遊びに行くそうです。記憶力も判断力も
失くした兄貴との会話も見つからず、「兄貴〜お墓参りに行こうか?」と言って
兄弟でお墓参りをしたそうです。
すると兄貴は、墓石の前で大きな声を出して大泣きをするとか?
「おかさ〜ん・おかさ〜ん」って今まで村の役員をしたり、結構村の人にも
一目置かれる様な立派な兄貴だったのに・・・


君子の娘、直美の結婚式に親戚代表でご挨拶した時も立派に挨拶をし、和子は
思わず「兄貴〜挨拶上手だね?」って褒めたら・・・直美の父方の親戚の
人達が、「ほんまや〜義〜は(義雄)上手だな?」って感心した事も・・・
そんな兄貴が、脳梗塞で間脳を侵された制で、お墓の前で「おかさ〜ん・
おかさ〜ん」って大声で泣くなんて〜廻りに誰も居なかったから良かったけど
兄ちゃんは恥ずかしかった〜と・・・和子には想像も付かない一場面でした。
丁度兄貴が倒れて一年ほどしてから、今度は姉さんが兄貴の病気でショックを
受けたのか?有る日突然にポンと耳が聞こえなくなったとか?