和子の生い立ち-126〜サンゴ状結石〜

磯子東芝にパートとして働き、始めても胆石の痛みは時々発作を起こし
夜中に何度も苦しみましたが、原因が胆石と判って居るし、時々
日赤に通院し、泌尿器と消化器へ行って診察を受けて居ましたが、
消化器の先生は中々手術に踏み込んで呉れませんでした。
有る時、泌尿器の診察室の前に行くと横に10㎝、縦に15㎝程の箱の中に
ガーゼの布団を敷いて貰って和子の腎臓結石の石が、お人形さんに尻尾が
付いて両手、両足を開いて座って居る様な格好をした石、始めて堂森先生に
レントゲンを撮って貰った時に写った映像と同じ様に接着剤でくっ付けた
石に「サンゴ状結石」と命名されて泌尿器科の受付の前のカウターに
飾られて居ました。
石塚先生に「秋山さんどうぞ」と呼ばれて診察室に入って思わず先生に
「あの結石は私の石ですよね?」って聞いちゃった〜
先生は「そうだよ〜?あんなに大きな石が出たんだよ〜?」って・・・
思わず、和子は改めて自分が腎臓の中で育てた石をじっくりと眺めました。
38日の入院生活で17日間、身動きも出来ず苦しい闘病生活をし摘出して
頂いた、結石!!部長先生に、夜中に「美味しい煎茶が飲みたい」と言い
「日赤創業以来、初めてだよ〜『美味しい煎茶が飲みたい』と言った
患者さんは?」と言いながらも「大変な大手術を乗り切ったのだから
美味しい煎茶を入れて上げるよ?」って入れてご馳走して貰った思い出!
此れも過ぎてしまえば懐かしい思い出ですね?