暮の忙しい時に・・・-2  

あれ以来痛みも無く、毎日通常の生活を・・・朝九.00~十六.00迄スーパーで働き

何事も有りませんでしたが、開業医の先生から「片方の腎臓は大きな結石で

動いて無いから早く手術をして切除しないと元気な腎臓もダメにし透析する様に成る」と言われるけど~、暮でスーパーは猫の手も借りたい程の忙しさで「赤十字病院へ入院するから休みます」と言っても誰も信じて呉れない。

和子はその事情を先生に話して「年が明けて休暇が取れたら赤十字病院に行きます」と言うと・・・先生も納得して呉れて・・・「じゃ~毎日お勤めの前に尿を置いて行きなさい」と言われ・・・新年明けて赤十字病院に行く頃は開業医の和子のカルテは分厚い本に成って居ました。

 

赤十字病院の泌尿器課の石塚先生の診察を受けると・・・

「腎臓の中に大きな結石が出来て、この結石は腎臓の大きさの2/3程有ります。

この当時(昭和五十二年頃に)今はお腹を切って腎臓を切って結石だけ切除する事が出来て八十%腎臓は復活して健康な腎臓をダメにしても充分健康で居られます。ですが二週間ほど絶対に動いちゃ腎臓が癒着し、今度は腎臓も切除する結果に成るから二週間身動きしない覚悟で入院しなさい」と宣告されました。

 

【味のない 煮物も嫁の おもいやり】