和子の生い立ち-109〜突然の激痛〜

19棟の山崎さんから東急ストアーを紹介して貰ってパートとして働き初めて
丁度一年に成る暮れに一日の仕事を終えて、家族4人で
楽しい夕食を済ませ、後片付けをして床に入り就寝。夜中の12時頃に
肋骨の裏の方に激痛を感じ、目が覚め眠れませんでした。
右に寝返りを打っても左に寝返りを打っても仰向けに寝てもうつぶせに寝ても
砂袋をぶら下げた様な何とも言えない痛み、四転八倒の苦しみを3時間程
どうしても痛みは取れず(お水でも飲んで来よう?)と起きて駄目で元々
正露丸を飲んで寝よう?と思い正露丸を飲んで又床に・・・
正露丸が効いたのか、3時頃からぐっすり眠れて朝は通常に・・・夫は
「夕べは煩かったよ〜?」って「でも〜何だったんだろうね?夕べは?」って
感じで朝に成ったら嘘の様でした。次の日もしっかりとお仕事に行って
通常の一日の行事を終えて家族で食事を済ませ後片付けをして就寝。
ひと眠りしたら又々激痛?夕べと同じ様に3時間ほど四転八倒の苦しみを
して正露丸を飲んで寝たらぐっすり・・・次の日もお仕事に・・・
流石に2晩苦しむと(又今晩も苦しむのかな?)って心配に成るし・・・
夫は「病院へ行って来い」と言うけど・・・「何と言って行けばいいの?
『夕べ此処が痛かった〜?』って行くの?」って感じでした。
とにかく3晩目は先に正露丸を飲んで寝よう?この正露丸が効くとは
思えないけど・・・と思いながら正露丸を・・・流石に3晩目は何事も無く
無事に就寝。だけど〜毎晩怯えながら過ごすのも嫌だし嘘じゃないから
「夕べ此処が痛かった〜?」って言って堂森さんに行って来ようと思い
東急の帰りに堂森医院に行きました。すると先生は「若しかしたら
十二指腸潰瘍かも知れないからバリュームを飲んで胃の検査をしましょう」と
「今度食事を摂らずにいらっしゃい」と言われ東急のお休みの日に
胃の検査を・・・レントゲンの結果が出たら堂森先生は、かなり興奮して
「今までに腎臓の検査をした事は有るか?」と???「いいえ〜して居ません」
先生はフイルムを見せて呉れて「腎臓に大きな石が有るよ?」と???
フイルムには耳たぶの様な腎臓の中にお人形さんが両手を広げて
座って居る様な物体を石だと?「此れじゃもう、この腎臓は動いて無いから
即手術をして切除しないと反対の腎臓に負担が掛かるから今すぐ日赤の
石塚先生を紹介して上げるから日赤へ行きなさい」と???
和子はその時は余りの衝撃でピンと来ませんでした。「でも〜この暮れで
忙しい時に東急を休む事は出来ません。新年明けてから日赤へ・・・
と言う事で年内は堂森先生の所へ毎日通い新年明けてから日赤へ・・・