和子の生い立ち-40〜コンドーム〜

何時もの様に、朝暗い内から起きて朝食の支度をし子供さんを学校に
送り出し、ご家族の方に食事をして頂いて居る間に
若夫婦の寝室のお掃除をしました。布団を上げて箒で掃いて居ると
ティッシュの丸まったのが?屑かごに捨てようと拾い上げると異様な
感触?和子は生まれて初めて見る使用済みのコンドームでした。
(何〜に?こんな物を〜嫌な感じ?)って思い一時は正英ちゃんの
オムツの中へ捨てましたが、此れは不味いと思ってトイレに・・・
其れから一週間か10日程過ぎた有る日に和子は若奥様に・・・
「この間、良い物拾っちゃった〜?」って言うと・・・思わず
「あ〜和さんで良かった〜?」って大喜びをされて、和子は何も
言って無いのに・・・呆気に取られて、思わず「どうしたの?」って
聞き返すと「お母さんに見つからなくって良かった〜」って胸を
なで下ろし・・・「所でその物は何処に捨てたの?」って聞かれ
「トイレに〜」と言うと・・・「そ〜じゃ〜仕方が無いね?」って
怪訝そうに???「どうして?じゃ〜何処に捨てるの?」って聞くと
当時、山中さんのお宅は水洗じゃ無くトイレの汚物は肥料として
畑に蒔きます。コンドームはゴムで絶対に溶けません。
汚物を畑に肥料として蒔くと当然そのままの形で出て来ます。
一寸頭の軽いオジサンは拾って伸ばしたりして遊んじゃう〜
だからトイレに捨ててはいけなかったのだそうです。
「じゃ〜何処に捨てるの?」って聞くと出掛けた時に駅のトイレに
捨てる。出掛ける迄大事に仕舞って置くとか?
あの〜使いきったコンドームを?和子は思わず絶句しました。
若奥様の言われた通りオジサンは拾って引っ張って遊んで居たとか?
トホホホ・・・