思い出ばなし・イガグリ婆さん-5・・・

 

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 和子の夫は盆栽を遣るのが趣味で、マンションを買う時も「ベランダの広い所を

条件に探し、現在、住んで居るマンションは庭付きのマンションです。

お庭と共有部分の境には金網が張って有って数メートル間隔に大きな木が植わり

家のお隣の境には山桜の木が・・・

 

年に数回理事会の方で業者を頼んで土手(共有部分1.5~2m)の草を刈って呉れます

ですが、夫は金網に梯子を掛けて土手に出て自分の家の所と桜の未生を

選定してする事が・・・

 

イガグリ婆さんは当時は2階に住んで居ましたが、2階のお部屋は息子さん夫婦に

今は和子の家の上階4階に住んで居ます。ある時、2階のイガグリ婆さんの

息子さんの家の前にソメイヨシノの桜の木と、金モクセイが植わってるのを見つけ、(少し選定をして、隙間を作って上げると綺麗に咲く)と思い、選定をしたそうです。夫は和子には何も言わないから全然知りませんでしたが、ある時、井戸端会議に

行くと・・・時間も来て帰ろうかと思ったら・・・イガグリ婆さんに呼び止められて~

 

イガグリ婆さん「一寸お宅の旦那さん、土手に出て家の木を切ってた~」

和子     「エッ?嘘でしょう?家のパパがお宅の木を???ゴメンね

        早速パパに言って置くから・・・」

 

と帰って来ましたが、いきなり「一寸お宅の旦那さん、土手に出て家の木を

切ってた~」って言われたら、夫は相当の悪者になる?和子は急いで家に帰りその旨を話し「イガグリ婆さんに謝って?」と言ったけど~夫は悪気が有って遣ったのでは

無く、花に取って良かれと思って遣った事だから、和子には「うん」と

言ってたけど~謝ろうとはしなかったし~和子も夫が悪戯が有って遣ったとは

思わないから・・・そのままに・・・その後、夫は「イガグリ婆さん」と言い

敬遠するように成りました。((^▽^笑) )    続く・・・

 

【良い医者を 待合室で 教えられ(シルバー川柳)】

思い出ばなし・イガグリ婆さん-4・・・

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イガグリ婆さんの脳梗塞は息子さんの早期発見で軽く済み、暫くは井戸端会議も

お休みされて居ましたが、元気に成って井戸端会議に顔を出す様になると

又々自慢話が始まりだした。夫いわく「自慢話は自分が満足するだけで周りの

人たちには聞き苦しい」まさにその通りです。

井戸端会議の皆さんも、段々と嫌気が射して来ている様でした。

和子も、付かず離れず適当に・・・お付き合いをするように成りました。

 

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これはちょっと余談のお話ですが、和子が訪問介護をして居る時に

有るおばあちゃんの所へお世話に伺いました。このオバアチャンは殆ど全盲で、

おまけに4年ほど前に脳梗塞を患い、右半身不随で、入浴介助から食事

掃除洗濯まで、もちろん夕食も・・・お世話して居ました。ですが

このオバアチャンは、取っても前向きな、オバアチャンで病院で貰う

薬の袋にマジックペンで詩や俳句を書いて他のヘルパーさんに

書き直して貰い、100部本を製作して「色々お世話に成った方に貰って貰う」と

言って和子も頂きました。其れは、それは立派な詩集でした

 

イガグリ婆さんも「パソコンを病院で習ったので本を作りました。皆さんで

読んでね?」と言ってゲストルームに・・・

此れから老いて行く中で「脳梗塞」も他人事じゃない、

どの様な経緯でどう成ったのか?興味深々でゲストルームへ借りに行くと

詩集を作成したオバアチャンの様に立派な本かと思ったら、

タダのコピー用紙に数十枚書いてホッチキスで止めただけの本でした。

 

それでも和子は、脳梗塞に成らない為には如何すれば良いか?日常生活で

注意する点等々・・・に興味を持って借りて来て読んだらブログと、略同じで

病院や先生のこき下ろしばかりで参考になる様な所は見当たりませんでした

 

【ひ孫孫 名前混乱 全部言う(シルバー)】          

 

思い出ばなし・イガグリ婆さん-3・・・

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イガグリ婆さんと横須賀の久里浜花の国に行って暫くして当時は和子も

未だお仕事をして居たので同じマンションに居ても逢う事もなく、

仕事をして居たから余り気にも留めなかったんだけど~2~3か月経て

ふと思い出したかの様に電話をすると「実は脳梗塞で倒れて

入院して居たの~遂この間退院したのよ~」って?びっくり・・・

 

「結構早期発見で軽くて良かったんだけど~2~3個病院を転院して、

有る病院で『リハビリにパソコンを遣ると良い』と先生から進められて

パソコンを覚えたの?それで今ブログを遣ってるんだけど・・・」と言って

彼女のブログのアドレスを教えて貰って読み始めました。

 

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すると、夜、食事の時に手に違和感を感じ、息子さんが「ママ其れって変だよ~

病院に行こう」と救急車で横浜赤十字病院で問診を受けると「脳梗塞だから、

即入院しなさい」と言われ赤十字病院へ・・・

其れから数か月経って、横浜市外の静かな土地の病院へ・・・

 

此処の病院は古臭い病院で息が詰まりそうだったとか?

「貴女は病人で入院して居るのでしょう?『病院が古臭いとか

息が詰まりそう』だとか?文句言える立場じゃ無いでしょう?]

って言いたくなる様なブログが毎日の様に書かれて居ました。

でも~パソコンのキーが打てるまでに元気になって良かったね?(笑)   

                                

                           続き・・・

 【惚れ込んだ 笑窪も今や 皴の中(シルバー川柳)】

思い出ばなし・イガグリ婆さん-2・・・

   

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ある日イガグリ婆さんは「バイクで何処かへツーリングに行こうか?」って

誘って呉れて駅前でお弁当とお茶とお菓子を買って横須賀の久里浜・花の国へ

自宅の近辺でしか、乗らないのに~横須賀まで???和子に取っては

初めての経験でした。和子は乗り物に乗るのは大好きだし~彼女の後に着いていく?

 

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最高に気持ちよかったです。又花の国では可愛いトロリーバスが走っていて

咲き乱れる花を案内してくれたり・・・ちょうど和子たちが行った時はコスモスが

綺麗に咲いて居たなぁ(笑)又今度は八景島シーパラダイスも良いね?(笑)

今度又連れってね?((^▽^笑) )

 

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初めての長距離ツーリングで横須賀市から横浜市に入ると道路に「横浜市」と言う看板を見るとホッとするね?((^▽^笑) )

 【妻肥満 介護になったら 俺悲惨(シルバー川柳)】              

 

思い出ばなし・イガグリ婆さん-1・・・

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20数年前にマンションに越してきて、和子は1階イガリ婆さんは

2階の3軒ほど離れたお宅でした。当時は和子もお勤めをして居たので彼女とは

玄関ホールや表で逢うとご挨拶をする程度でした。

 

彼女は和子より5歳ほど年上のお姉さんで、生まれも横浜でバリバリの

浜っ子だそうです。彼女にも息子さんが2人居て2人とも外に出て当マンションには

ご夫婦でお住まいでした。彼女のご主人は本人に、聞いた分けじゃ

有りませんが、風の便りで聞くと一級建築士で自営でお仕事をされている様でした。

 

当マンションも高齢化が進み、一人暮らしの老人が多く、毎月1回だけ

「井戸端会議」と称してイガリ婆さんが中心に成ってお茶飲み会をして

楽しいひと時を過ごしている様でした。和子もお仕事のお休みの時に時々

顔を出すと、皆さん400円づつ会費を出して雑談をしながら手作り手帳を

作ったり~石鹸に可愛いシールを貼って和気相々と・・・

             続き・・・

【立ち上がり 用を忘れて 立ちつくし(シルバー川柳)】

思い出ばなし・のんちゃん・・・-2

                    

 

今から半世紀ほど昔のおはなし・・・

和子の会社の先輩でのんちゃんは、結婚している和子が羨ましかったのか

会社の帰りの電車の中で「私の彼は東急バスの運転手で

秋には結婚するんだ~」って言ってましたが、今年の秋か、来年の秋か???

何時の秋かは、分からないまま、月日が流れ、和子も近ちゃんも翌年の3月末で

身重に成って会社を退職しました。

 

時が流れて7月には和子も近ちゃんも無事に男の子を出産してママになりました。

その後、近ちゃんは会社のお友達から情報を得て・・・

 のりちゃんもその年の11月に丸々とした男の子が生まれたとか?

 

所は彼女は、一度も病院に行かず、結構、悪阻が酷かった様ですが、

売薬を、飲んで悪阻を我慢し・・・段々と月を得てお腹が大きくなって、

会社の仲間が産婦人科に行ってくれば~?」と勧めた様ですが、

「妊娠などしてないと言い切り・・・腹帯もせず、陣痛を迎えたそうです。

 

ご近所にオジサンご夫婦が居て「婦人科に連れて行く」と行っても

頑固と聞き耳を持たず、仕方がなくオジサンが内科に連れて行くと、

もう既に赤ちゃんの頭が、出掛かって居て即、産婦人科に・・・

 

オバサンは今まで黙って居た事に激怒し・・・「相手は誰だ」と聞くと

何人も関係を持って「誰の子供か分からない」と???と言い

生まれて来る赤ちゃんのおむつ一枚用意して無かったとか?

 

其れでも色々聞き詰めて「この男性が赤ちゃんの父親らしい」と言う男性が居て

その母親が病院に来て「本当に家の息子だろうか?」と聞くと其れでも

「分からない」と・・・その男性は親子で勘当同然の悪ガキだったとか?

 

最終的にその年は「大阪万博」が有った年で大阪万博に来ていた方に里子に

貰われて行ったとか?  今頃、のんちゃんはどうしてるかな?(笑)

【目薬を 差すのになぜか 口を開け(シルバー川柳)】

思い出ばなし・のんちゃん・・・-1

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今から半世紀ほど昔のおはなし・・・

和子が結婚して「関西弁から脱皮する為」に子供が生まれるまで・・・

と言う条件で有る時計の石を作る会社に就職しました。この会社は従業員が

男女合わせて50人位居たかな?

男性の方は皆さん既婚者で立派なオジサン連中でしたが、女性は当時、

皆さん、独身の方ばかりで既婚者は和子だけでした。ですが皆さんボチボチと

結婚する女性も眼につく様に成りました。やっぱり年頃の女性は

結婚に憧れる事も・・・

 

その女性社員の一人に、のんちゃんと言う方が居て和子より2歳ほど年上でした。

毎日朝の出勤は別々ですが、帰りは良く同じ電車で帰宅しました。

彼女の家族はお父様は他界し、お母様は精神障害で施設に入所し、2歳年下の

弟さんと2人暮らしで、未だ若い2人をご近所に住むオジサン夫婦が見守って

居る様でした。帰りの電車の中で・・・

 

「私も彼が居て秋には結婚するの?」と言い、和子に色々とお話しをして呉れました。何でものんちゃんの彼は東急バスの運転手だったとか?

でも~会社の仲間たちはのんちゃんの彼氏のお話しには余り触れなかったような???

 

和子がこの会社に就職をして間無しに・・・階下で働く近ちゃんと言う

お友達が居て、有る時、近ちゃんから「和子さんのお住まいは綱島のどの辺?」

と聞かれ、「内外裏だよ~」と言うと近ちゃんの婚約者のお母様が、和子の住む

アパートの前のアパートを買って秋には結婚して、其処に住むとか?

彼女は会社の大先輩で色々と情報を教えて呉れて・・・

横浜に来て初めて親しくなった近ちゃんは、後の、のんちゃんの情報も・・・

           続き・・・

 

【複雑だ 孫が喜ぶ 救急車(シルバー川柳)】