思い出ばなし・新婚当時のエピソード(笑)・・・

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夫と勤める会社の最寄りの駅は東横線の某駅・・・

夫は普段は、毎日2時間残業をして来ますが、和子は定時でお友達と

駅前の今は東急ストアーですが、当時は「東光ストア」でした。

東急沿線の各駅の前には殆ど東光ストアが有りますが、某駅前の東光ストアーは

奥行きの深いお店で、当時レジの外の広い場所で、今思えばテナントで

東光ストアーとは別のお店だったのかも???

 

丸く野菜を並べた中央で「さ~いらっしゃい・さ~いらっしゃい・・・」と

威勢よくお兄さんが野菜を売って居ました。

「この~もやし下さい」と、もやしを取ってお兄さんに渡すと・・・

「毎度~18円です」と言うから・・・「ハイ・20円」とおつりは

2円の筈なのに・・・10円呉れる???・・・

最初は、(間違えたのかな?)って思って返そうかと思うんだけど~夕方で

お客様が多くって・・・お兄さんに返すにも返せない?

(じゃ~頂いて置きましょ~有難う~)ってその場を離れて電車で帰る

 

次の日もやっぱりレジの中で食料品を買って、外に出て来て・・・

今日は「このきゅうり下さい」・・・と渡すと必ず余分なお釣りを呉れる(笑)

会社帰りにお友達と行くから~お友達に・・・その話をすると・・・

「あのお兄さん、貴女に気が有るのかも???」って冷やかされ・・・

「マサか~~?」って言いながらも良い気分((^▽^笑) )

 

じゃ~(今度はお釣り無しでお金を払って遣ろう?)と思って

お釣り無しで払うと・・・其れでも「ハイ・お釣り・・・」って

10円・20円呉れる???やがてお友達が一緒に行って・・・

和子に「これ買って~」って渡す事も???

其れでもまけて呉れる???(マジでこのお兄さんは和子を独身だと

思ってるのかな???((^▽^笑) )

 

有る水曜日に夫と駅で待ち合わせて夫と一緒に八百屋さんのお兄さんの所に行って

「ね~あなた~今晩茄子の味噌炒めを遣ろうか?」とワザとらしく振舞っても・・・やっぱりまけて呉れる???

何だか悪く成っちゃって・・・と言ってる内にお腹も大きく成ってお勤めも

辞めちゃって・・・今頃あのお兄さんはどうして居るだろうな?(笑)

何時も・何時も、まけて呉れて有難う~~~  感謝・・・

 

【妖精と 呼ばれた妻が 妖怪に(シルバー川柳)】

思い出ばなし・新婚当時の飛んだハプニング・・・

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結婚をして子供が出来るまで関西弁を直すのを目的にお勤めを始め、夫は何時も

2時間残業で帰りは8.30分頃・でも~水曜日と土曜日は定時で帰って来る。

従兄妹に紹介して貰った会社は、東横線の某駅で夫は線路を挟んで左へ~

和子は右へ・・・朝は何時も会社の近くの駅まで一緒で駅でバイバイ・・・と

 

水曜日と土曜日は定時に帰って来るので駅で待ち合わせて夕飯の材料を買って帰る。

アパートに帰って、夫にお茶でも一杯・・・と~やかんでお湯を沸かして居たら

「お風呂に行こうか?」と声が掛かり・・・「うん良いよ~」って感じで銭湯に・・・銭湯はアパートから歩いて10分位の所に有り、タオルと石鹸・シャンプーその他を

洗面器に入れて風呂敷に包んで其々に持ち銭湯に・・・

 

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すっかり一日の疲れを癒し、さっぱりして外に出て来て・・・やかんに水を入れて

火を点けて来たのを思い出し・・・びっくり(涙・・・)

でも~未だ結婚して数ヶ月銭湯の番台さんに「家の主人を呼んで~」と

お願いをしても知る由もなく・・・只無事を祈る思いで夫の出て来るのを待つ

(若しかしたら良く気の付く夫だから・・・

消して呉れたかも???)と思いながら・・・

 夫が表に出て来て・・・思わず

和子   「やかんを掛けて来たガス止めて呉れた?」

夫    「知らん?」

和子   「え~火を点けたまま来ちゃった~(涙・・・)

夫    「じゃ~俺、先に帰るから~これ持って来て~~~」

と夫は和子に風呂敷に包んだ洗面器を渡して走って帰って呉れました。

 

和子も2人の洗面器を持って走って夫の後を追い(どうしょう~火事でも

起したら他人様の家なのに・・・)と思うとドキドキ・・・しながら

走って帰る。途中まで帰ってアパートの屋根が見えたら(あ~良かった~~~)と

思いながら・・・(そうだ~ガスが充満して居たらどうしょう???)

と思いながら、アパートの鉄の階段を駆け上がって・・・玄関を開けると・・・

夫   「やかんに穴が空いたぞ~」

和子  「あ~良かった~~~やかんの穴だけで済んで良かった~~~」

所が、やかんに一杯水を入れて置いたお蔭で1cm位お湯が残って居たとか?

 

この時、新興住宅地の建売住宅の戸建てのアパートで火事でも起こしたら

和子の人生はどう成って居ただろう~無事で良かった~~~

勿論、自分の家でも火事を起こしたら大変だけど・・・他人様の新築の

込み入った戸建て・・・マジで今頃どうして居ただろう?((^▽^笑) )

【老い二人 集金人に お茶を出す(シルバー川柳)】

和子の大事な旦那様-2(笑)・・・

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和子は夫と結婚して「子供の出来るまでは外で働きたい」と言い、従兄妹に

某会社を紹介して頂き、お勤めを始めました。当時は未だ週休5日制じゃ無く

お休みは日曜日だけ・・・

 

夫は幼少の頃は、新潟の実母の家で育ち、都会の慌しい生活の中より田舎の

廻り近所の人間関係の温もりを感じながら育った制か・・・其れとも

今迄大きな家で生活し、6畳一間の息苦しい生活から少しでも

解放されたかったのか?分かりませんが、夫は一週間、朝早くから起きて

揃ってお仕事に行き、帰って来ると狭いながらも洗濯・掃除、夕飯の支度と・・・

夕飯が終わると銭湯に・・・やっと落ち着けるのは11.00時頃・・・

そんな慌しい生活の中で、折角の日曜日一日のんびり過ごしたいのに・・・

「今日は実家に行くよ~~~」と夫の実家に・・・

 

ホームセンターから日曜大工の材料を買って来て・・・

下駄箱作り・・・結婚した時にアパートは玄関が狭く、家具を買い揃えた時に

下駄箱は「狭いから買うの止めよう~」と言う事で買わなかったから・・・

 

下駄箱が出来上がる迄、毎週東京の実家通い、勿論、お昼と夕飯をご馳走に成って

帰って寝るだけ・・・

 

夫の毎週日曜日の実家通いの目的は下駄箱作りを口実に・・・

和子を実家の家族にするのが、目的だったみたい?

「和子は俺の女房に成ったのだから・・・実家に行っても、ツカツカ・・・と

入り、堅苦しい挨拶は抜きにして『お早う~・今日は・・・』っという感じに・・・

一日も早く実家の家族に成って欲しい」と言う事でした。

お陰様で夫の家族とも分け隔てなく・・・取っても素敵な関係に・・・(笑)

 

【自己紹介 趣味と病気をひとつずつ(シルバー川柳)】

和子の大事な旦那様-1(笑)・・・

            

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和子は以前にも述べたと思いますが、従兄妹の紹介で夫と結婚し、

「愛してる・恋してる」と言う甘い恋愛感情は無く、唯、幼い時から都会に

憧れて・・・と言っても、大都会の東京などに嫁ぐとは努々思わず、せめて京都か、

彦根でも良いと思う程度でしたが、従兄妹から夫を紹介されて「エッ?和子が

東京へ?」って感じでした。従兄妹は真剣に縁談を進めて呉れるのですが、

従兄妹の奥さんにも反対されて・・・お見合いに東京に来た時に・・・

 

「彼は大人しいだけで世間を全然知らない人だから、和ちゃんが帰る時の手土産も

お母さんが『此れを手土産に渡すのよ~』と言って、持たせたんだよ~」とか

「彼は世間の事を全然知らない人だから・・・何通も新聞を取って

彼に読ませなさいね?」とか・・・

散々夫の悪口を吹聴して・・・当時は何も知らないから(あ~そんな人か?)と

思い、チト夫の事を見下げた感じでした。

 

所が、ところが、イザ結婚をして見たら物事には良く気が付くし・・・

3男坊で幼少の頃から新潟の実母の実家に預けられて、苦労をして来た人だから・・・和子の兄ちゃんの様に、のほほんを暮らして無いから・・・思いの他に

芯が通って・・・人生の荒波に揉まれてもビクともしない頼れる夫でした。

 

末娘に生まれた和子は、両親や兄姉に「只、人様に後ろ指さえ指されず、

元気に生きれば良い」と言う感じで・・・何を欲しいと言っても「ハイよ~」と

聞いて呉れるのは兄ちゃん位、そんな環境で育った和子を「一人の大人」と

認めて、何でも聞いて呉れるのは夫だけでした。夫に何を頼んでも「ハイよ~」と

遣って呉れる喜びは和子しか知らない?((^▽^笑) )

 

又大都会の東京に嫁ぎ、横浜の6畳一間のアパートで新所帯を持って様々な

苦難にぶつかった時、夫に愚痴を零すと・・・夫は投げやりに、捨てセリフを

言うのではなく・・・「和子、良く考えてみな~・・・」と言って説教ではなく

和子をやんわりと納得させて呉れる。

 

夫とは5歳、歳が離れて居ますが、「流石|お兄さん」何時も何を言っても

和子の負け・・・頭が上がりません((^▽^笑) )此れって惚気じゃ無いよ~

    つづき・・・

【早送り したい女房の 愚痴小言(シルバー川柳)】 

思い出ばなし・和子のお姑さん・・・

 

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最近は、離婚される方も多く、この様な言葉は通用しないかも知れませんが、

昔は「女は強し・・・」と言って昔の方は能々の事が無い限り、離婚など

しなかったし~夫に先立たれると、母の手一つで頑張って子育てをされた様です。

 

でも~お舅さんの様に4人の男の子を残して女房に先立たれるとご縁が有れば

再婚も仕方無いのでしょうね?でも~何時の世もやっぱり夫婦円満じゃ無いと

子供が犠牲に成って可哀そうですね?

 

夫はお姑(後妻)さんと東京に帰って同居したのは小学5年生だったと言います。

お姑さんも一人息子と共に未亡人に成って誰かを介してお舅さんと結婚するのは

先妻さんの子供が4人も居て。末っ子は障害者で、多分散々悩み苦しんだと

思いますが、戦後間も無くで食べて行くのも大変な時期だっただけに

思い切って再婚に踏み切ったのでしょうね?(笑)

 

此れは「子を持つ親に成った和子の想像に過ぎないけど・・・(笑)

でも~和子は1年ほどは実母の事も4男の障害者の実情も夫は話して呉れないし・・・

実家に行くと優しいお姑さんで知りませんでした。

 

3月に夫と結婚して8月のお盆に初めて田舎に里帰りをした時に母は

持病の腹痛を起こし、その時に夫は些細な事でプチ田舎で、不愉快な思いをして

2度目にお正月に「田舎に帰ろう」と言い、夫は夏の不愉快な思いを

思い出し、プチ夫婦喧嘩をした時に初めて・・・

 

「和子は田舎に帰れば待ってる母親が居るけど、俺には母親は居ないんだぞう~」と言って大粒の涙を零し、初めて複雑な家庭環境を教えて呉れてびっくり・・・

 ((^▽^笑) )

 

【恋かなと 思っていたら 不整脈(シルバー川柳)】

複雑な家庭環境・・・

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和子の夫が56歳の時に4人の男の子を残し、栄養失調で若くして亡くなったと

聞いて居ます。長男は13歳・次男は9歳・夫が5歳・4男が2歳だったのかな?

父親はパン屋営んで居たとか?突然の母の訃報で4人の子供を残されて

父は途方に暮れたでしょうね?

 

夫の両親は新潟の方で、父方の実家と母方の実家はご近所で数分程しか

掛からない場所に・・・父方のご実家はお兄さん家族で夫の祖父母は他界し、

母方のご実家は、当時祖父母がご健在だったとか?

 

お父様は何を基準に子供の割り振りをされたのか分かりませんが、

長男と三男(夫)を母方のご実家に・・・次男と4男を父方のご実家に預けられ

お父様は東京へ・・・

 

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当時4男は、母体内で発育する時に母は栄養失調でやっとの思いで4男を

産み落とし・・・力尽きて亡くなったのかも???当然4男は未熟児で

今なら保育器に入れて健康に育ったのかも知れませんが、未だ々

よし坊(4男)が生まれた時は言わば戦争の真っ最中で嬰児のまま他界した

乳児も少なく無かった時代だったと思います。そんな中でも、よし坊は一命を

取り留めて多少の障害が残ったにしても元気に・・・聞く所に依ると

4歳まで歩けなかったと聞きます。

 

お父様が、子持ちの後妻さんと結婚して順に東京へ4人の子供を連れ戻したとか?

夫は小学5年生の時に東京の自宅に戻ったら、知らないオバサンと男の子が

居てびっくり???「此処は僕と父ちゃんと2人の兄ちゃんと、よし坊の家なのに~

知らないオバサンとガキ坊主が威張ってやがる」

その日から、夫は複雑な家庭環境で日々、葛藤の生活だったという・・・

 

【助手席の 妻は昔の 上司並み(シルバー川柳)】

初ちゃん物語り-6

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 和子も横浜で生活をする様に成って、初ちゃんも京都のオバサンの近所で

アパートを借りて博已と2人で平穏に日々を過ごし、やがて京都のオバサンも

高齢で亡くなり、京都のオバサンは和子の父の妹だけど、やっぱり、

一旦は結婚したそうですが、何時の世も「色・恋」は有る様で明治生まれの、

京都のオバサンも、浮気をして嫁ぎ先を逃げ出し、京都で彼と生活を

して居たそうです。その後、何十年も京都で一人暮らしをして居ましたが、

命尽きた時は、最後に看取って呉れる人も無く、本家、元さんのお宅から

ひっそりとあの世に送って貰ったとか?

 

そんな京都のオバサンも亡くなり、初ちゃんも生まれ育った実家から車で

10分位の所に中古の家を買って、博已も結婚をして親子3人で

平和に暮らして居るとか?

 

兄やんが亡くなってお葬式に帰った時に、初ちゃんも従兄妹だから博已と親子で

お参りに来て呉れて・・・久しぶりのご対面をしました。

その時に、親子ほど歳の違う和子でも取っても懐かしがって呉れて・・・

「今度、横浜に帰ったら電話するね?」と約束をして初ちゃんちの電話番号を

聞いて帰り・・・余り遅くない時間に横浜から電話をすると・・・

初ちゃん・・・「かーこ、博已の嫁さんが嫌うから昼間に電話してほしい」と???

最初に電話をした時に、博已のお嫁さんが出て快く受け答えして呉れたのに・・・

当時は和子もお仕事をして居るので中々昼間には電話は出来ないんだけど・・・

有る時。昼間に電話をして長話をすると・・・

博已のお嫁さんは、やっぱり昼間はパートに出て居るようですが、帰って来ると

初ちゃんを邪魔にして2階で一人しょんぼりして居るそうです。

他人の家の家庭の事情は分かりませんが、田舎の知人の聞くと

「そんなに初ちゃんが言う程、酷いお嫁さんでは無さそうだけど~

初ちゃんの妬きもちだろうなぁ?やっぱり「母一人・子一人」は難しい・・・

      6日間の初ちゃん物語り  おわり・・・

 【定年だ 今日から黒を 黒と言う(シルバー川柳)】