【5月の道端の雑草】花言葉は「世渡り上手」!

  

【特別・番外篇】

  ナヨナヨしていて藤のように美しい花だけど、

       注意も必要?花言葉は「世渡り上手」!

   

■ こちらの植物は「ナヨクサフジ(弱草藤)」です。

   

ヨーロッパ原産のマメ科ソラマメ属のつる性の1年草または越年草で、

日当たりのよい荒れ地や河川敷、畑などで一般的に見られます。

撮影時期は、5月上旬です。

緑肥や飼料として使われていた植物が野生化して、1943年に熊本県の天草で

発見され、その茎がクサフジよりも細く弱々しく見えることから

「ナヨクサフジ」と名付けられました。

■ 藤の花のような綺麗な紫色で、見惚れてしまいます♪

   

開花時期は、5~8月です。まれに白花のものも見られ、

「シロバナナヨクサフジ」と呼ぶそうです。

■ こちらは今年、開花した「藤の花」の写真です。

     

藤の花もお色が大好きなので、「ナヨクサフジ」にも惹かれました!

   

花付きが豊富で、花期には濃淡のある紫色の花をたくさん咲かせます。

ナヨクサフジが群生すると、遠くから見ると紫色の波のようで、

その美しさに見とれてしまいます。

■ ナヨクサフジ花言葉は、「世渡り上手」。

     

花は筒状花で、1つの柄に花は10個から20個ほど付け、花姿がとても

美しいです。 マメ科で蔓性で、色々な植物に巻き付いて要領よく育って

いくことから、「世渡り上手」とついたそうです。

■ 色々な植物に巻き付く、マメ科らしい蔓性。

   

葉の先端からつるを分岐させ、周囲の植物に絡みつきながら成長します。

草丈は50cmから1m以上に及び、繁茂することがよくあります。

■ こちらは、今年の春の「カラスノエンドウ」の葉です

     

雑草として自生していた「カラスノエンドウ」の写真ですが、どちらも

マメ科なので、とても似た葉をしていますね。

花後には、さやに豆が採取できるそうです。

■ 実は「帰化植物」で、この植物は生態系に被害を

与える外来種として指定されています。

   

ナヨクサフジは管理が必要な外来種として指定されています。

その繁殖力の高さから、急速に広がると在来の植物を駆逐する可能性が

あります。 美しい花を持つ一方で、その生態系への影響が懸念されるため、

注意が必要な植物とされています。

■ 一度見ると、忘れられない雑草です!

   

美しいので放置してしまいがちですが、蔓性で他の植物にからみつくので、

駆除するとなると大変そうですね。

   

ナヨナヨしているけれど全然弱くなくて、この植物は、その正反対の特性を

持ち合わせた雑草なのです。見た目では分からないものですね。

皆様の近くに自生していたら、増え過ぎないように注意してくださいね。

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