【2023年】 今こそ行きたい・ 秋の絶景 ~中部・北陸篇~

       

 暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが

高まってきました。 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本には

たくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の

魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている

秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

 今回は、中部・北陸エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。

  ※記載されている「見ごろ」は例年のものです。

          気候等により変動する場合がございます。

◆ 新潟県

     🍁 苗名滝

   

苗名滝。

 「苗名滝」は、新潟と長野の県境を流れる「関川」にかかる

落差55メートルの大滝。「日本の滝100選」のひとつで、轟音を

響かせて流れる様子から「地震滝」とも呼ばれている。

 紅葉の時期は、多くの人が訪れる人気シーズン。観賞におすすめの時間帯は

夕方ごろで、夕日に照らされて赤く輝く滝と、断崖上部に広がる紅葉の

コラボレーションは必見だ。 また、駐車場から滝まで遊歩道が整備され、

滝の展望台まで歩くと約15分。滝つぼ付近まで近づくことができ、

滝の迫力を体感できる。

見ごろの時期:10月中旬~10月下旬

◆ 富山県

    🍁 神通峡

   

 神通峡。

 「神通峡」は、富山市を流れる神通川沿いに約15キロメートル続く峡谷。

神通川の豊かな水や雄大な山々がつくり出す景観は美しく、

県定公園に指定されている。 紅葉の時期になると、木々の葉が

赤、オレンジ、黄色に染まり、一帯がさらに神秘的な雰囲気に。

「庵谷峠展望台」から峡谷を一望できるほか、ダイナミックな断崖が

見られる「片路峡」では特に美しい紅葉が楽しめる。

 また、国の登録有形文化財に指定されている「旧笹津橋」や、

国指定天然記念物の「猪谷の背斜・向斜」など、峡谷内には見どころが豊富。

遊歩道も整備されているので、秋の散策に訪れてみてはいかが。

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

◆ 石川県

    🍁 金沢城兼六園四季物語 秋の段

   

金沢城兼六園四季物語 秋の段。

 「金沢城兼六園四季物語」は、「金沢城公園」と「兼六園」で開催される

ライトアップイベント。期間限定で夜間開園が行われ、光の演出によって

幻想的に輝く和の庭園美が楽しめる。

 「秋の段」は、兼六園内にある約300本のモミジの紅葉と光との調和が

大きな見どころ。11月からは雪吊りが施され、紅葉とともに照らされた

姿が池の水面に映る光景も美しい。

 金沢城公園では「チームラボ 金沢城 光の祭」が開催され、金沢城

石垣や広場が、花や動物などをモチーフにした光のアートやモニュメントに

より、華やかな世界へと様変わりする。

◆ 福井県

    🍁 越前海岸の夕日

   

越前海岸の夕日。

 福井県西部にある、日本海に面した「越前海岸」。西向きの場所が多く、

東尋坊」や「弁慶の洗濯岩」、「鉾島」「亀島」「三国サンセットビーチ」

など、夕陽スポットが数多くある。

海に浮かぶ壮大な柱状節理が夕陽に染まる光景は神秘的だ。

また、同じ場所であっても時間帯や天候によって空や海の色が異なり、

さまざまな表情を楽しめる。

◆ 山梨県

    🍁 花の都公園

   

花の都公園。

「花の都公園」は、富士山に一番近い湖・山中湖のある、山中湖村にある

観光施設。富士山麓の標高1,000メートル地点の高原にあり、

約30万平方メートルの敷地にさまざまな花畑が広がっている。

秋に見ごろを迎えるのは、約320万本のコスモスと約300万本の

黄花コスモス。畑一面に咲き誇るコスモスと富士山の

コラボレーションは圧巻だ。

見ごろの時期:黄花コスモス 8月下旬~10月中旬、

コスモス 9月中旬~10月中旬

◆ 長野県

    🍁 もみじ湖紅葉祭り

   

もみじ湖紅葉祭り。

 「もみじ湖」は、箕輪町にある紅葉の人気スポット。

湖畔には約1万本のもみじが植えられており、赤や黄色の華やかな紅葉や

湖面に反射する美しい情景、もみじのトンネルなど見ごたえ抜群だ。

 この湖の正式名称は「箕輪ダム」といい、湖畔のもみじは、

箕輪ダム建設の際に水没してしまった地域の方から寄贈された苗を

植樹したもの。苗は町民によって10年かけて植えられ、今や全国的に

有名な紅葉の名所となり、多くの人に感動を与え続けている。

見ごろの時期には「もみじ湖紅葉祭り」が開催され、地元の農産物などが

並ぶマルシェなどが行われる。

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

◆ 岐阜県

    🍁 秋の高山祭(八幡祭)

   

秋の高山祭(八幡祭)。

 「高山祭」は、高山市で年に2回、春と秋に開催される例大祭の総称。

「日本三大美祭」のひとつに数えられ、ユネスコ無形文化遺産

登録された、日本を代表する屋台行事である。

 春は日枝神社の「山王祭」、秋には櫻山八幡宮の「八幡祭」が行われ、

数百名が伝統的な装束をまとい巡業する祭行列や、飛騨匠の技が結集した

豪華絢爛な屋台が見どころ。なかでも10月9日の午後に行われる、

4台の屋台が町を巡る「屋台曳き廻し」は、秋の八幡祭でのみ見られる

貴重な行事だ。 また、10月9日の夜に行われる「宵祭」では、それぞれ

約100個の提灯を灯した屋台が町をゆっくりと巡り、昼間とは異なる

風情ある光景を見せる。

開催日:毎年10月9日、10日

◆ 静岡県

    🍁 修善寺温泉街の恋の橋

   

修善寺温泉街の恋の橋。

 伊豆最古の温泉場として知られる「修善寺温泉街」。情緒ある街並みと、

近年増えているおしゃれなカフェなどが融合する、

今注目を集めているエリアだ。 秋になると、温泉街を流れる桂川沿いで

鮮やかなモミジが眺められ、特にモミジが密集する「楓橋」周辺が

フォトスポットとして人気。 桂川に架かる全部で5つの橋には、

それぞれ恋にまつわるご利益があるとされ、これらの橋を渡るときに

願いをかけると成就するといわれている。修善寺源頼家と夜叉王の

娘・かつらの愛を描いた『修善寺物語』の舞台になった場所である。

◆ 愛知県

    🍁 鳳来寺山鳳来寺

   

鳳来寺山鳳来寺

 「鳳来寺山」は、修験道として栄えた標高695メートルの霊山。

1300年前に利修仙人が開山したとされており、山の中腹には

徳川家康ゆかりの地として知られる古刹「鳳来寺」が鎮座している。

鏡岩(屏風岩)が剥き出しになった岩肌が迫力のある山で、山全体が

国指定名勝・天然記念物に指定されるほどの自然の宝庫。

紅葉の名所としても名高く、岩肌を多彩な自然が彩る光景は神秘的だ。

 また、鳳来寺山は「声の仏法僧」とも呼ばれる、愛知県の

県鳥「コノハズク」の生息地。「鳳来寺山自然科学博物館」の

コノハズクコーナーでは「コノハズク」の鳴き声を聞いたり、

映像を見ることができる。

見ごろの時期:11月上旬~下旬

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