《和子は又々こんな記事を見た~》
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「思いに応えるため…」76歳、
引退を思い直した児童の手紙
東箱崎小前の交差点で毎朝、児童の見守り活動をしている男性(76)がいる。
男性は3月のある朝、児童から「これからも毎日、私達のことを
見守っていてください」と書かれた手紙を手渡される。1週間後には
活動を終わりにすると決めていたが、「子どもたちの思いに応えるためにも、
やめるわけにはいかない」と思い直した。自宅に手紙を大切に飾り、
交差点に立ち続ける
「おはよう」「行ってらっしゃい」。東箱崎小そばに住む北崎秀男さんは
横断旗を手に午前7時40分から1時間、交差点に立つ。
声を掛けながら一人一人を観察し、成長する姿に元気をもらう。
「自信なさげで声が小さかった新入生が、1年もたつと元気に
あいさつできるようになるんです」 きっかけは、2019年5月に
大津市で保育園児ら16人が巻き込まれた交通事故だった。
「子どもたちを守るためにできることをしたい」。事故翌日から
交差点に立ち始めた。 30歳で保護観察官になり、
刑務所や少年院を出た人の立ち直りを支えた。退職後もボランティアの
保護司を務め、更生保護に関わってきた。「被害者も加害者も出したくない」。
見守り活動を続けてきた理由の一つでもあった。 3月末に
保護司の引退を迎え、見守り活動からも身を引くつもりだった。
3月22日朝、交差点に立っていると、ランドセルを背負った女子児童たちが
駆け寄ってきた。「いつもありがとうございます」。手渡された手紙を開くと、
桜の花びらを模したペーパークラフトが飛び出し、感謝の言葉が
つづられていた。
「きたざきさんからあいさつをしてもらうと、
何だかあたたかな気持ちになります」「おかげで誰一人事故や事件に
巻き込まれることなく、学校生活を送ることができています」-。
驚きと感動で胸がいっぱいになった。 「皆さんに元気をもらっています。
お礼を言いたいのはこちらです」。返事を書いて学校に持って行った。
当時校長だった福岡市教育委員会、小学校教育課長さん(54)は
胸を打たれ、翌日の給食の時間、校内放送で読み上げた。 手紙を作って
渡したのは、4月に6年生に進級した春日さゆりさん、木原明里さん、
野嶽(のだけ)綺華(あやか)さん=いずれも(11)。コロナ禍でも活動を
続ける北崎さんに感謝を伝えたいと担任と話し合い、休み時間に作った。
野嶽さんは「どんな天気の日も北崎さんがいてくれて安心します」と話す。
北崎さんは17年に更生保護分野での功績が認められ、
叙勲を受章したが「手紙はあのとき以上にうれしい勲章です」。
見守り活動は体が動く限り続けたいと考えている。
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心、温まるこの記事を見て和子も感動しました。世の中には、産み落とした
我が子を虐待したり、食も与えず餓死させたる・・・信じられない出来事の中で
本当に頭が下がります。